旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、現STARTO ENTERTAINMENTに所属するタレントをCMで一切起用していないマクドナルド。それに対して「辞めジャニ」こと以前は旧ジャニーズ事務所に所属していたタレントが、驚くほど数多く出演している。
岡田准一、山下智久、Number_iはまだしも、今年4月2日に放送スタートした「サムライマック」のCMに堺雅人と赤西仁が登場した時には、テレビに向かって「えーっ!」と大声を出してしまった。なぜなら現在の赤西がマクドナルドの商品キャラクターになったところで、どれだけ売り上げが伸びるだろうか。赤西を支えているファンがどれだけ彼が出演しているCMを見て「そうだ、サムライマックを食べよう!」と思うだろうか。私にはまったく理解不能だったから驚いたのだ。
先日、自宅付近のマクドナルドの前で「行っちゃダメだよ!」「そんなの関係ないって」と小競り合いをしている女子中学生と思しき3人組を目撃した。聞き耳を立ててみると、Snow Manの目黒蓮、佐久間大介のファンとNumber_iの平野紫燿のファンが、マクドナルドに入店する、しないで揉めていたのだ。
Number_iの3人が「チキンマックナゲット」「ハワイアンバーガーズ 」のCMに起用されたことで、Snow ManをはじめとするSTARTO ENTERTAINMENTに所属するタレントのファンが「マクドナルドの不買運動をしている」とネット記事で読み、知ってはいた。実際にそのことで揉めている女子中学生を目の当たりにして「そりゃそうだよな」とつくづく思った。自分の推しを邪険に扱う企業にお金を落としたくないのは当然だろう。
赤西をCM起用するよりSnow Manを起用したほうが、企業として収益アップにつながることは誰の目にも確かなことだ。でもそれは大人の事情で現在はできない。はたして大人の事情をわかってくれない青少年の不買運動は、大人の事情をぶっ壊す突破口になるだろうか。
(森山いま)
配信: アサジョ
関連記事: