怖いのが苦手な人は見ないで!恐怖のお化け屋敷スポット|お化け屋敷の歴史や種類もチェック


お化け屋敷は、暑い夏に最適な納涼エンターテインメント。

薄暗い空間に足を踏み入れれば、日常では味わえない恐怖やドキドキを体験できます。

この記事では、お化け屋敷の歴史や魅力について詳しくまとめました。

「怖い!!」と評判のお化け屋敷スポットもご紹介しているので、ぜひご家族で足を運んでみてください。

※一部、怖い画像が使用されています。苦手な方はご注意ください。

お化け屋敷とはどんなもの?

お化け屋敷は、いつ・どのように始まったのでしょうか?

お化け屋敷の歴史や種類についてご紹介します。

気軽に恐怖を体験できるアトラクション

お化け屋敷は、「幽霊」「妖怪」といった怖い物がたくさん待ち受けているアトラクションです。

来た人に「恐怖を味わわせること」を目的にしており、ビックリネタが仕込まれているケースも少なくありません。

お化け屋敷に足を踏み入れた人は、「次に何が出てくるんだろう」という恐怖を感じながら時間を過ごすこととなります。

お化け屋敷はテーマパークに設置されているケースが多く、日本以外の国でも定番のアトラクションの1つです。

たとえばディズニーランドの「ホーンテッドマンション」は、西洋風お化け屋敷の代表格。

このほかユニバーサルスタジオでは、ハロウィーン期間中にゾンビやお化けが登場するホラーイベントやアトラクションが行われます。

日本のお化け屋敷の歴史

日本のお化け屋敷の原型は、江戸時代のお医者さんが自宅の庭に作ったお茶屋にあるといわれています。

お茶屋の中には、恐ろしい幽霊の絵や妖怪の人形がたくさん飾られていたのだとか。

「不気味なものが飾られている」という噂を聞きつけ、怖い物見たさで訪れる人が後を絶たなかったそうです。

お茶屋は「大森の化け物茶屋」と呼ばれ、大きな話題となりました。

ただし人々の反響があまりにも大きかったため、公開は3カ月くらいで終了となってしまったそうです。

「怖い物を見世物にする」という催しは時代を経ても人々の興味を惹きつけ、大正時代には全国各地で見られるようになりました。

当時は「夏祭りのみの限定」などが多かったようですが、やがて怖い物を常設する施設も登場。

戦後になると怖い物を見ることがエンターテインメントとして人気を集め、多くの遊園地で「お化け屋敷」が置かれるようになりました。

▼「夏=お化け」のイメージがある理由

お化け屋敷の原型が生まれたとされる江戸時代は、歌舞伎が広く大衆に親しまれた時代。

歌舞伎の演目には、「番町皿屋敷」「東海道四谷怪談」などといったホラーものがさまざまあります。

暑い夏、人々は背筋の凍るような芝居を見て、暑さを忘れるのが定番だったそうです。

「夏=ホラー」「夏=お化け」などのイメージがあるのは、お化けが日本の夏の風物詩として深く根付いているためといえるでしょう。

お化け屋敷の種類

お化け屋敷は進化を続けており、種類はさまざまあります。

ここからは、日本のお化け屋敷の種類を見ていきましょう。

ウォークスルー型

来場者が自分でお化け屋敷の中に入り、歩いて巡るタイプのお化け屋敷です。

中は迷路のようになっており、怖いお化けが出てきたりびっくりするような大きな音が鳴ったりします。

お化け屋敷としては定番のスタイルで、お化け屋敷の初期に多く見られました。

そもそも「迷路のような場所を巡る」というアトラクションは、明治時代にイギリスから入ってきて人気を博したのだそう。

迷路にお化けや妖怪を配置するアレンジを加えて、来場者を怖がらせるようにしたのがウォークスルー型お化け屋敷です。

【代表例】

八木山ベニーランド(宮城県):ミステリーハウス
台場怪奇学校(東京都)
富士急ハイランド(山梨県):戦慄迷宮 
ナガシマスパーランド(三重県):お化け屋敷
東映太秦映画村(京都府):史上最恐のお化け屋敷 など

ライド型

小型の乗り物に乗って、館内を巡るタイプのお化け屋敷です。

乗り物に乗れば勝手に進んでいくので、「お化けが怖くて先に進めない」などの心配はありません。

お化けが苦手な人や子どもなどは、ライド型がおすすめです。

【代表例】

東京ディズニーランド(千葉県):ホーンテッドマンション
那須ハイランドパーク(栃木県):ダークキャッスル 
ひらかたパーク(大阪府):ドキドキおばけ屋敷 どろろん旅行社 など

シアター型・VR型

リアルな恐怖映像や音で来場者を怖がらせるのがシアター型・VR型です。

来場者は着座して、恐ろしいお化けコンテンツを視聴します。

恐怖レベルはお化け屋敷によって異なりますが、VRを利用したものなどは超リアル。

中にはとんでもなく恐ろしいものもあるので、苦手な方は要注意です。

【代表例】

東京ジョイポリス(東京都):3Dサウンドホラーアトラクション「MURDER LODGE」
ティフォニウムお台場(東京都):コリドール など

ミッション型

課題や謎をクリアしながら進んで行くタイプのお化け屋敷です。

ストーリー性が高く、「ただ怖い物を見るだけ」以上の楽しさがあります。

ミッション型は他の来場者との協力が必要なイベントもあり、仕掛けは非常に多彩&豊富です。

来場者が主体的に行動する必要がある分、終わった後は達成感も味わえます。

【代表例】

地獄のタイトーステーション くらやみ遊園地(北海道・東京都・愛知県・広島県・福岡県)
畏怖 咽び家(東京都)
ダイバーシティ東京 プラザ(東京都):赤ん坊地獄(2024年9月1日まで)など

テクノロジー型

ウォークスルー型のお化け屋敷を最新の技術でアップデートしたお化け屋敷です。

館内の随所にプロジェクションマッピングなどの演出があり、幻想的な世界を楽しめます。

アナログなお化け屋敷よりも没入感が強く、リアルな恐怖を楽しめると好評です。

【代表例】

東京ドームシティアトラクションズ (東京都):怨霊座敷
レオマリゾート(香川県):ホラーハウスDARK SIDE など

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