「脳貧血になりやすい人の特徴」はご存知ですか?前兆となる初期症状も医師が解説!

「脳貧血になりやすい人の特徴」はご存知ですか?前兆となる初期症状も医師が解説!

脳貧血の主な原因

脳貧血は脳への血流が不足することで起こります。
では、その原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

低血圧

脳貧血が起きる原因として一般的なものに低血圧があります。
血圧が低いということは、全身に血液を送る圧力が低いということです。
すなわち、心臓より上にある脳への循環が悪くなりやすくなる場合があります。
生活に支障をきたす場合は内科または循環器内科を受診してください。

自律神経系の乱れ

通常時は血圧が正常の範囲内であっても、血液の流れや血圧、心拍数などをつかさどる自律神経系の働きが不調となると、脳貧血を招く場合があります。
自律神経系は生活リズムの乱れ、過度な飲酒、喫煙、運動不足、ストレスなどが原因でバランスを崩すことがありますので、規則正しい生活、適度な運動、ストレスコントロールなどが対策となります。
自律神経系の乱れによる身体症状はさまざまです。
たとえば動悸が一番強い症状である場合は循環器内科など、症状に合わせた診療科を受診してみてください。

脱水状態

発汗などで体内の水分が失われ、なおかつ適切な水分補給ができていない場合は脱水症状の恐れがあります。
脱水状態になると体内を循環する血液の量が減り、低血圧状態を招き、脳貧血リスクが高まります。
ふらつきなどの症状が出ているようでしたら、横になり水分補給をし、安静に過ごしてください。
症状が治まらない場合は内科を受診しましょう。

受診・予防の目安となる「脳貧血」のセルフチェック法

・座っている状態からすぐに立ち上がった時にめまい、ふらつきなどが起きるかどうか
・長時間立っているときにふらつきが起こるか
・脳貧血の症状がいつ、どのような場合で起きるか記録を取る
どのような状況で脳貧血の症状が起こっているか、自分でチェックし、症状が続く場合には内科を受診しましょう。

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