税理士の転職サービスを展開する人材ドラフトは、税理士業界の高齢化と人材不足を解消するため、リスキリングにより税理士の資格取得を支援している。
特に参考書の購入が負担感が大きいことを受け、税理士試験に特化し、参考書を半額で買い取ると共に、希望者に無料で配布するリユース施策「参考書ドラフト」を実施中だ。
リユースを推進し、金銭的負担を下げる
税理士の平均年齢59.89歳。50歳以上が7割を占める
税理士になるまで10年・4000時間の勉強と最大225万の費用が必要
税理士業界は、50歳以上が71%を占めるほど高齢化が進んでおり、このままでは企業や個人の税務申告ができなくなる危機的状況にあるという。しかし税理士になるには、10年間・4000時間程度の勉強と最大225万以上の費用が掛かるなど、高いハードルがあるのが実情だ。
特に金銭的ハードルにおいて、参考書など書籍代の課題感が強いことが明らかになっている。そこで同社は、参考書のリユースを推進することで、金銭的な負担を下げると共に受験者の心理的ハードルを下げ、リスキリングを支援している。
効率的に受験者の負担を減らせる
資格取得にかかる費用として、書籍代は15万円と費用が比較的かからないにも関わらず、課題感を感じる割合が53%と多い水準に。
税理士試験は10年近くかけて長期間取り組む資格のため、「毎年買い揃えるのが大変」「改正が多く過去の参考書が使えない」など、税理士特有の理由により負担を強く感じやすい傾向があるようだ(※)。
書籍代のサポートを行うことは、同じ金額でもより効率的に受験者の負担軽減に繋がるだろう。
配信: STRAIGHT PRESS