「オリゴ糖のデメリット」はご存知ですか?過剰摂取すると現れる症状も解説!

「オリゴ糖のデメリット」はご存知ですか?過剰摂取すると現れる症状も解説!

オリゴ糖のデメリットとは?Medical DOC監修医がオリゴ糖のデメリット・メリット・過剰摂取すると体に現れる症状などを解説します。

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監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)

帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

「オリゴ糖」とは?

オリゴ糖は糖類の一種で、整腸作用や腸内細菌の増加に効果があります。
炭水化物の最小単位が単糖といわれるものです。この単糖が2個から10個結びついたものをオリゴ糖、もしくは小糖類と呼びます。一般的に使われるオリゴ糖はこの小糖類のなかの一つです。代表的なオリゴ糖はフラクトオリゴ糖や大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などで市販で売られています。
腸内には善玉菌と悪玉菌とどちらでもない日和見菌の三つのグループに分かれていますが、ビフィズス菌などの善玉菌の栄養源となって腸内環境を整えるサポートをするのがオリゴ糖です。
低カロリーで甘みが少なく、砂糖の代わりにお料理やお飲み物に加えて摂取することが特徴です。また特定保健用食品(通称トクホ)としても認められています。
この記事ではオリゴ糖のデメリット・メリット・過剰摂取による症状などを解説します。

オリゴ糖のデメリット

オリゴ糖にはお腹が緩くなるなどのデメリットがあります。詳しく解説します。

過剰摂取になりやすい

低カロリーで甘みが控えめなのがオリゴ糖の特徴ですが、甘みが物足りなくなってつい過剰に加えてしまうかもしれません。過剰に摂取してしまうと低カロリーのメリットが失われ、糖尿病対策としての効果も薄れます。肥満やむし歯の原因にもなりかねません。

お腹が緩くなりやすい

オリゴ糖は大腸内の善玉菌のエサとなる役割があるので、消化吸収されずに大腸まで到達するのが特徴です。しかし急にオリゴ糖を摂取したり過剰に摂取したりすると、下痢をしたりお腹が張ったりすることがあります。また体調や体質によっては下痢になりやすい人もいます。少量から接種を始め、徐々に量を増やすことが大切です。症状が改善しない場合は医師に相談しましょう。適量をまもることで日常生活への支障を避けることができます。症状が良くならないのであれば、自己判断せず医師に相談しましょう。さらに、お腹の調子が悪くなると日常生活にも支障をきたすため、適量を守ることが大切です。

オリゴ糖入りに注意

食品のなかにはオリゴ糖入りという表示がよくあります。しかし実際にはオリゴ糖はほんの少量しか含まれておらず、砂糖で甘みを増しているケースがあります。砂糖を控えようとして選んだはずが、結局は砂糖を摂取することになるので、購入の際は表示を鵜呑みにしないようにしましょう。また一部の商品は人工甘味料が使われているケースもあります。これらの人工甘味料は、健康への影響がまだ完全に解明されていないため、注意が必要です。

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