「オリゴ糖のデメリット」はご存知ですか?過剰摂取すると現れる症状も解説!

「オリゴ糖のデメリット」はご存知ですか?過剰摂取すると現れる症状も解説!

オリゴ糖のメリット

次にオリゴ糖のメリットを説明します。

健康的な便が出る

オリゴ糖は善玉菌のエサとなって腸内環境を正常に保つサポートをします。腸内環境が良くないと便秘や軟便を繰り返したり、黒っぽい色で悪臭のする便が出ます。健康的で理想的な便はやわらかいバナナ状で、黄色から黄色がかった褐色です。においはあっても悪臭はありません。

糖質のコントロールができる

オリゴ糖を適量使えば砂糖を使わなくても甘みを感じることができます。砂糖よりもカロリーが抑えめなところがメリットです。糖尿病で医師から糖質の摂取量を制限を指示されている人や、ダイエットで砂糖を摂りたくない人にはおすすめできます。

感染の予防や発がん性物質の生成抑制

オリゴ糖を摂取することで腸内の善玉菌が優位に働き、悪玉菌の増殖を抑え腸の運動を活発にします。腸の運動が活発になることで、食中毒や病原菌による感染を予防し、発がん性をもつ腐敗した物質の発生を抑制します。また善玉菌は腸内でビタミンを産生したり、カルシウムの吸収が促進されるので、オリゴ糖の役割は重要です。

オリゴ糖を過剰摂取するとどうなる?

フラクトオリゴ糖の場合、一日の摂取量は2から10グラムとされています。過剰に摂取した場合について説明します。

下痢や軟便

オリゴ糖を急に摂取したり過剰に摂取すると下痢や軟便になってお腹が緩くなることがあります。これは善玉菌が一時的に爆発的に増殖し、便を巻き込んで外に出ようとするからです。一時的なものなので、感染症のような腹痛や発熱を伴う下痢ではありません。数日で落ち着くケースが多いですが、はじめは少量から徐々に慣らしていくことが大切です。特に元々腸の弱い方は注意しましょう。

腹部膨満感

オリゴ糖が大腸で働くためには途中の胃や小腸では消化されにくいことが特徴です。そのため過剰に摂取すると消化不良になってお腹が張る感じになります。過剰に摂取するとお腹にガスがたまりやすくなります。特に消化器系が弱い人は注意が必要です。

糖質の過剰摂取や余計なものまで吸収

本来は糖質を抑えるために使用したオリゴ糖ですが、砂糖よりも甘みが少ないため、つい過剰に摂取しがちです。甘みを求めすぎた結果として、砂糖よりも多くの糖質を摂取してしまうかもしれません。低カロリーで血糖値が上昇しにくいとはいえ、過剰に摂取すると血糖値の上昇につながります。また市販のオリゴ糖は甘みを増すために人工甘味料が含まれていることがあり、オリゴ糖と一緒に余計なものを摂取している可能性もあります。

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