「コロコロ便は大腸がん」が原因?初期症状や末期症状も解説!【医師監修】

「コロコロ便は大腸がん」が原因?初期症状や末期症状も解説!【医師監修】

大腸がんのコロコロ便についてよくある質問

ここまで大腸がんの原因・初期症状・末期症状・改善方法などを紹介しました。ここでは「大腸がんの原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸がんの原因を教えてください。

山下 正勝 医師

大腸がんの原因は以下のとおりです。
・運動不足
・野菜や果物の摂取不足
・肥満
・飲酒
・大腸がんの家族歴
生活習慣に関わるものが多くありますが、これは高脂肪・低繊維食による生活習慣の欧米化が一つの原因と考えられます。便秘自体が大腸がんのリスクにはなりませんが、生活習慣の欧米化によって便秘が引き起こされ大腸がんに発展することはあるでしょう。

大腸がんの検査にはどのようなものがありますか?

山下 正勝 医師

大腸がんの診断を行ううえで行う検査は以下のとおりです。
・便潜血検査
・大腸内視鏡検査
・注腸X線検査
大腸がんと過敏性腸症候群の症状で異なる点の一つは血便を伴うかどうかです。目には見えない血が混じっている場合もあるので、まずは便潜血検査を行います。便潜血検査で異常が認められない場合は、精密検査として内視鏡検査や注腸X線検査は行いません。精密検査で器質的異常が発見されても、その病変部位が良性の可能性もあります。

編集部まとめ

コロコロ便になる便秘を交えながら、大腸がんの原因やリスクについて解説しました。

コロコロ便自体が大腸がんのリスクにはなりませんが、コロコロ便を引き起こす生活習慣の欧米化は大腸がんのリスク因子になります。

便秘や下痢などを自覚した際、まずは生活習慣の改善から図りましょう。それでも改善しない場合は、医師に便秘薬を処方してもらうのも一つの手段です。

便秘薬でも改善しない場合は大腸に何らかの異常があるかもしれません。その場合は、医師に相談し必要な検査を受け、大腸がんの早期発見につなげていきましょう。

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