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夏休みに実家に帰省する方も多いはず。離れて住んでいると、災害が起きたら大丈夫だろうかと心配に思うこともありますよね。災害が起きたときの連絡方法や避難場所などについて、あらかじめ家族全員で確認しておくと安心です。帰省時に防災の観点で確認したいポイントをまとめました。
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実家の防災チェックリスト
まずは実家の防災について、確認したいポイントをまとめて紹介します。それぞれの項目についての詳細は続けて紹介します。
・家具、家電の適切な配置と転倒対策はできているか
・物の置き方は危なくないか
・防災グッズの用意は十分か
・被災時の連絡方法の確認
・ハザードマップや避難所の確認
・避難開始タイミングの確認
家具・家電の配置と転倒対策
古い住宅だと備え付けの収納が少なく、大きいたんすや本棚などが部屋に置かれている場合も多いです。家電は、冷蔵庫など大型で重量があるものもありますね。家具・家電の置き方によっては転倒して下敷きになったり、部屋に閉じ込められてしまったりといった被害が出ることも考えられるため、注意が必要です。
家具・家電の配置については、最低限、以下の2つのポイントをおさえて確認しましょう。
・布団を敷く場所やベッドの周囲に置かれていないか
・倒れたら避難路を塞ぐ位置に置かれていないか
就寝中に家具・家電が体の上に倒れ込むとケガや命の危険もあります。避難経路を塞いでしまうと避難が遅れてしまうだけでなく、特に内開き戸の部屋では家具・家電がドアの前に転倒すると、ドアが開かずに部屋から出られなくなることもあります。
配置を確認したら、固定も忘れずに行いましょう。
家具では、突っ張り棒型や両面テープタイプの転倒防止具、壁面に直接ビス止めをして固定する方法もあります。
家電では、テレビ用・冷蔵庫用など種類に合わせた転倒防止グッズも市販されています。帰省の際に取り付けるのも良いですね。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
「大地震でも家電の転倒を防げるグッズを実際に試してみました!」
ガラス戸付きの棚であればガラス部分に飛散防止フィルムを貼る、観音開きの扉がついている家具は、地震の揺れで扉が開いて物が散乱しないようにドアロックを取り付けるなど、対策を取ることもできます。
配信: 防災ニッポン