帰省時にチェック!実家の防災は大丈夫?

物の置き方


家具家電の置き方を確認できたら、次は細かな物の収納方法・置き方もチェックしましょう。物が落ちてこない部屋を作るように心がけます。

・重いものは下、軽いものは上

・割れ物は収納するか転倒対策を

収納の基本は重いものを下、軽いものを上に置くこと。頭上に重いものが落ちてくるとたいへん危険です。また、落下・転倒した際に割れて危険なものは、できるだけ扉付きの棚や引き出しの中に入れるようにしましょう。外に出しておきたいガラスや陶器製の置物・花瓶・額縁・フォトフレームなどは転倒・落下しないような対策が必要です。

インテリアグッズの転倒対策はこちらの記事で詳しく紹介しています。

「花瓶・額縁・インテリア雑貨の地震対策!安全におうちを飾る方法」

防災グッズの準備

被災したときのための防災グッズの準備は十分かどうかも確認しましょう。

防災グッズは、自宅避難時に役立つ「備蓄品」と、自宅外の避難所などに避難する際にサッと持ち出せる「非常用持ち出し袋」の2つに分けて準備します。

備蓄品

備蓄品には、非常用簡易トイレや、備蓄水、非常食、カセットコンロ、ランタンなど自宅避難の際に使うアイテムを用意しましょう。

首相官邸が公開しているリスト「災害の『備え』チェックリスト」は必要最低限の準備品がわかりやすいのでおすすめです。


引用:首相官邸「災害の『備え』チェックリスト」

こちらのリストやほかの場所で公開されているリストを参照する場合でも、「自分(の親)だったら何が必要になるのか」と個人の特性や好みにあわせてカスタマイズすることが必要です。リストの内容に限らず必要な物は適宜準備しましょう。

準備する量については、最低でも3日分以上、できれば7日分が推奨されています。

特に非常用簡易トイレや備蓄水はしっかり準備しておくようにしましょう。

非常用持ち出し袋

非常用持ち出し袋は、自宅外に避難する際に必要なアイテムをコンパクトにまとめたものです。サッと手に取ってすぐに避難できるようにまとめておきます。リュックにアイテムを詰めて玄関に設置するなど工夫しましょう。

非常用持ち出し袋の中身は、まずは先ほど備蓄品の項目でも紹介した首相官邸のリストを参考に揃えてみてください。こちらも必要だと思う物を適宜追加するようにしましょう。

特に持病がある方の場合は、持ち出し袋にお薬手帳のコピーを入れる、服用している薬をすぐに持ち出せるようにするなどの準備も必要です。

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