【「パリ五輪」閉幕】阿部詩「号泣」を再検証!「涙をジャッジする」意味はあったのか

 パリ五輪7月28日、柔道女子52キロ級の阿部詩選手が、2回戦で敗退した際に号泣した姿。8月11日に閉会を迎えるまでの間にも、頻度はしだいに少なくなっていったものの、何度も放送され、情報番組コメンテーターやSNS上で賛否が分かれた。

 タレントの東国原英夫は「ゴゴスマ」(TBS系)で、「悔しいのはわかるけど、あの泣きというのはどうなのかなと思いました。柔道家として、武道家として、もうちょっと毅然としてほしかったなとは思います」などと発言。その後、自身のXでも《悔しいのも泣きたいのも勿論理解出来る。役員から退場を促され次の選手も足止めされている。それでも泣きじゃくる事を肯定出来るのか》などの投稿を続けていた。

 これらの騒動を受けてか、詩選手は7月30日、自身のインスタグラムで「情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。柔道男子66キロ級で2年連続金メダリストになった兄の阿部一二三選手も同日にインスタグラムを更新し「情けなくなんかない」「心の底から詩の事を誇りに思います」と投稿した。

「そもそも、誰かの流す涙を他人がジャッジする必要があるでしょうか? 大会進行を妨害したというなら、運営進行している人たちが判断して、適切な指示をするなどすればいいこと。詩選手の負けによって、緊張がほぐれた選手がいるかもしれないし、あれだけ強い選手でも負けるのかと、気を引き締めることができた人がいるかもしれない。これらはもちろん憶測ですが、関係のないコメンテーターが詩選手のジャッジをすることではないと思います」(週刊誌記者)

 あの場面が、パリ五輪の記憶に残るシーンとして、語り継がれるのは間違いないようだ。

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アサジョ
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