豆腐チェーン【三代目茂蔵豆腐】、豆腐屋の倒産急増でも拡大! 「断トツおいしい」意外な商品は?


「三代目茂蔵」の店舗外観(写真:サイゾーウーマン)

 物価の優等生の一つとして知られる豆腐ですが、現在はメーカーの倒産や廃業が急増する苦境に陥っています。そんな中、店舗数を拡大し続ける豆腐店チェーン「三代目茂蔵」の人気の秘密を知るべく、グルメライターが店舗で商品を購入し実食してみました。

目次

【三代目茂蔵】とは? 豆腐メーカー倒産・廃業ラッシュでも拡大

【三代目茂蔵】行ってきた

豆腐3品を実食

豆腐3品、冷奴で食べ比べ

デザート3品実食

【三代目茂蔵】安いとは言えないが、ちゃんと満足感がある

【三代目茂蔵】とは? 豆腐メーカー倒産・廃業ラッシュでも拡大

 卵やもやしとともに“価格の優等生”として、庶民の食生活を支える豆腐。そんな豆腐のメーカーが現在苦境に立たされています。4日にシンクタンク大手の帝国データバンクが発表したところによると、スーパーなどの小売店を対象としてパック豆腐を生産している豆腐メーカーについて、今年の1月から7月にかけて倒産と廃業が36件と急増しているとのこと。前年を大幅に上回る年間60件台に到達する可能性あると伝えています。

 この背景には、もともと薄利多売のビジネスモデルであったところに、円安による原料価格の高騰や、電気・ガス代、物流費などのコスト上昇が重荷となってしまっているという状況があるようです。

 さらに、小売店からの値下げを強いる圧力が依然として高く、かつプライベートブランドや、大手メーカーの大量生産品との競争もあることから価格を上げにくいという事情も。これらの原因が苦境に拍車をかける一因となっています。

 そんな逆境の中、大きく店舗数を伸ばしている豆腐店チェーンがあります。それが、株式会社篠崎屋が展開する「三代目茂蔵」です。1999年に埼玉県春日部市に1号店をオープンした同チェーンは、その後拡大を続け、現在では関東を中心に87店舗(公式サイトによる)を展開。

 昨年7月に発表された9月期第3四半期の営業利益は2100万円の赤字となっていましたが、今年の7月31日に篠崎屋が公表した同じく9月期第3四半期の営業利益は、3600万円の黒字に転換しています。

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