豆腐チェーン【三代目茂蔵豆腐】、豆腐屋の倒産急増でも拡大! 「断トツおいしい」意外な商品は?

【三代目茂蔵】行ってきた

 逆風をものともしない勢いがある「三代目茂蔵」の人気の理由を探るべく、店舗を訪れて商品を購入し、実食してみました。


店舗を訪れたのが閉店1時間前であったこともあり、タイムサービスが行われていました(写真:サイゾーウーマン)

 18時前頃に店舗を訪れた筆者でしたが、同店舗が19時までの営業ということもあってか、タイムサービスとして値下げが行われている商品が多く見られました。

 中でも、筆者が気になったのはお弁当コーナーで元々627円(税込み、以下同)のものが376円となっていた「うな重」。ついつい残っているものを全部買ってしまおうかと思いましたが、今回はメイン商品である豆腐を試したかったため、ぐっと我慢することに。

 店内には、豆腐以外にもお菓子などの様々な商品が置いてあり、「マコロン」をはじめとした懐かしさあふれる商品も多く存在。品揃えを見る感じでは、ターゲットとしている年齢層は比較的高めのようです。

 メイン商品である豆腐のコーナーでは、かなり多くの種類が並んでおり、さすが専門店という風格。同じく、豆腐や大豆が使用したデザート類も豊富に置かれていたことから、豆腐とデザートそれぞれ3品を購入し、実食してみることにしました。

【三代目茂蔵】豆腐3品を実食


今回購入した豆腐3種類(写真:サイゾーウーマン)

 メイン商品である豆腐からは、多くの種類の中から比較的スタンダードな商品であった「国産大豆 大吟醸」というシリーズの絹ごしと木綿(それぞれ117円)をチョイス。

 くわえて、店舗のパネルで「大豆の旨味を極限まで活かした極上の豆腐です。絹でも木綿でもありません」と説明されていたことから興味を持った「極上豆富」(161円)の3品を購入しました。

 まず、「国産大豆 大吟醸」の絹ごしから食べてみることに。皿に取り出し、端を薄く切ってそのまま食べてみると、絹ごし特有の滑らかさはあるものの、筆者がいつも食べている絹に比べてかなり密度が高く、「あれ? 木綿と間違えた?」と思ってしまうほどでした。


「国産大豆 大吟醸」の絹ごし。絹ごしにしてはかなり密度を感じる食感です(写真:サイゾーウーマン)

 続いて、「国産大豆 大吟醸」の木綿は、絹ごしに比べるとさらに密度が高く、歯を押し返してくるようなしっかりした食感。ただ、一般的なパック豆腐に比べると、両者の差は比較的少ないようにも感じました。


「国産大豆 大吟醸」の木綿。こちらはさらにしっかりした食感があります(写真:サイゾーウーマン)

 そしてパックの中でガーゼに包まれていた「極上豆富」は、従来の豆腐にはない、モチモチした食感と、豆のおいしさがダイレクトに伝わってくる味わいで、確かに絹ごしでも木綿でもない独特さがあります。

 常日頃、50円ぐらいの豆腐を買っている筆者は購入する際、「ちょっとお高めかな……。300gでこの値段だと鶏肉買えちゃうし……」と思ってしまいましたが、このクオリティなら十分に納得できる味わいです。


「極上豆富」。モチモチした独特の食感と、豆の濃い味わいがありました。(写真:サイゾーウーマン)

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