おはようございます。
ライフオーガナイザー金田友美です。
片づけをするとき、ものの数の指標となる「適正量」。人によって基準はまちまちで、多かったり少なかったりします。
さらに私物の「適正量」は、生活スタイルや、その「もの」に対する愛によって、かなりの個人差があると思います。「基準は人によって違う」と頭ではわかっていても、つい家族の私物の数が気になってしまうこと、ありませんか?
私は最近、夫のパンパン気味のタンスやクローゼットが気になっていました。洋服類に特別の愛があるわけではなく、季節ごとに整理をしているようなのですが、どうも容量オーバーしているようです。
とはいえ、大の大人に「片づけたら?」というのも気が引けるし、できれば自発的に片づけてもらいたいな、と思い、密かに作戦を立ててみました。
本人が気づかないうちに片づけに成功した、3つの整理収納大作戦を紹介します。
■新品を購入して、「新旧入れ替えチャンス作戦」
一年中お世話になっている肌着類。衣替えはもちろん、見るからに古くなったものは手放しているようです。けれども、夫の中では「ちょっと古い」=「まだ着られる」となり、手放すことが難しいよう。
そこで、新しい肌着を数点用意してみました。同じ肌着でも、数年前のものと比べて機能性がずいぶんアップしていることに驚いていました。
数日間様子を観察していると、新しいものばかり着ているようで、古いものはタンスの奥にしまいっぱなしです。本人が「もう古いものは着ないかも?」と思ったときが、チャンス!
大きな袋を用意して、「着なくなったものを入れておいてね」と一声かけるだけで、あっという間に古いものをサクサク手放し、タンスがすっきりとしました。
■ハンガーの数を決めて、「Yシャツ管理大作戦」
気になることは、ほかにもありました。私服通勤が増えているのに、通勤用のYシャツが無限に増えていくことです。さりげなくYシャツへの愛を確認してみましたが、特に思い入れはない様子。
そこで、Yシャツ専用のハンガーを1週間分用意して、枚数を管理することにしました。とりあえずお試しということで、私が使用している「無印良品」のアルミ洗濯用ハンガーを用意しました。
シャツは夫に厳選してもらいました。けれども、ミニマリスト気味の私と違って、ガチガチに定数を管理されるのはストレスかもしれない、と思い、多少増えてもいいように少し多めに予備のハンガーを用意しました。
配信: 片づけ収納ドットコム