「なんで財布事情まで知ってるの?」行きすぎた情報通ママの影の努力にドン引き

「なんで財布事情まで知ってるの?」行きすぎた情報通ママの影の努力にドン引き

なんでそんなことを知ってるの?


「Nさんが情報ツウなのは助かるのですが、『必要以上に知りすぎている』のが引っ掛かりました。たいして仲良くないママのお子さんの習い事から、ご主人の職業、家庭の事情までなんでもかんでも知っているんです。同年代の子を持つ町中のママのことを知っているのではないかというくらいで驚きました」

知っているだけで、悪口を言っているわけではないので、最初は「すごいなぁ」と思っていた岩田さんでしたが、隅々まで知っていることは少し怖いと感じるように。「あそこの旦那さんは〇〇証券でね、だから転勤族なのよ」とか「あそこのパパは損保だから年収もかなりのものよ」など、家庭のお財布事情まで知っており、なぜそこまで知っているのかも不思議でした。

岩田さんの後に引っ越してきたママにNさんが聞き込みをしているのを聞いて驚きます。

記者ばりの聞き込みに驚愕!

「どこに住んでいるの?お子さん何歳?などベーシックなことから、さらりと『旦那さん何してるの?』『ご両親は近くにいるの?』などズケズケと質問を投げかけるのです。Nさんは終始笑顔でほがらかなので、あまり根掘り葉掘り聞かれている印象がなく、それがあまりに自然に行われているので、そういえばわたしも同じように聞かれていたことに気づきませんでした」

それを悪用することはしないにせよ、そこで得た情報を岩田さんにペラペラと話してしまうことに少し違和感を感じていました。

ですがある日、これはどうなのかと思うことに出くわします。

「Nさんはそれぞれの子どものこともいろいろなママから聞いているようでした。わたしの子どもが少し育てにくいと悩んでいると、Nさんは親切心からか『〇〇さんのところの子が発達障害らしいから、話を聞いてみたら?』と言うのです。直接その方から話を聞いたならまだしも、わたしがなぜそのことを知っているのか不思議に思うでしょうし、そんなこと聞けないというと、その方に直接連絡して話を聞けるように取り計らってくれました」

そのときはNさんが仲介してくれ、快く体験談を話してくれて助かりましたが、自分が話している育児のあれこれもこうやっていろいろな場所にばらまかれていると思うと怖くなってしまった岩田さん。

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