●人が逮捕されても自分ごととして考えられない
今回の結果を招いた原因につながる自分の特性について、「好奇心が強すぎる」「法的なことを考慮しない」「広い視点を持っていない」と分析しているようだ。
「反省はしているけど、後悔はしていない。チートして得られる経験はもうない。 チートしても良いことはない」
そう語る男性に、チートなどの違法行為を減らしていくためには、どのような啓発が効果的なのか聞いてみた。
「僕は人がどんな刑罰を受けても関係ない。チートをやる子はやる。チートという存在を知らせて、それが犯罪だと重く捉えさせる。経験したことでなければ共感ができない。(チート行為の実行と刑事手続きや民事での賠償請求などの)擬似体験ができればいいのではないかと思います」
男性も警察沙汰になって初めて、アプリの画面の向こう側には「いろんな人が動いている」と知ったと話す。一方で、100万円以上の解決金の支払いはすでに始まっている。
「分割払いです。親の手は借りないようにしたいです。支払いを終えるのは4年後とかになると思います。もしこのままやることないなら、ネットセキュリティ関係の仕事したい」
スマホとPCから人狼のアプリとチートツールは削除したという。
●男性のインタビュー動画
配信: 弁護士ドットコム