フワちゃん「過去の非礼」を批判するタレントは「卑怯者」か!立川志らく“擁護論”に残る違和感の深層

 お笑い芸人・やす子への誹謗中傷コメントで炎上中のタレント・フワちゃんについて、落語家・立川志らくが自身のXから私見を綴った件の余波が続いているようだ。フワちゃんは8月4日のXで、やす子の投稿を直接引用し「死んでくださーい」などと書き込み、しばらくして削除。その後不適切だったことを謝罪したが、世間からのバッシングがエスカレートし、レギュラー番組からの降板や、出演CMが非公開に(11日には活動休止を発表)。

 芸能界からも、フワちゃんの軽率な行動に対する苦言が出たが、志らくは10日更新のXから、フワちゃんの義理堅い一面などを紹介した上で、「彼女の呼び捨ては芸人としてのスタイル」と擁護しつつ、「今回の出来事は許されるものではない。これが番組内ならばギャグですむ場合もあった。現に『死ねばいいのに』なんて言葉、バラエティにはよく出てくる。文章で送ったからNG」と分析。その一方で「嫌なのがここぞとばかり彼女のこれまでの非礼を取り上げてフワちゃん叩きを発信するタレントやコメンテーター連中」と怒りのホコ先を彼女を批判する芸能人側に向け、「普段から言えよ。卑怯者。まさに水に落ちた犬を叩く」と断じ、日頃から彼女の“自由奔放なスタイル“に注意を入れるべきだったと語っている。

 また、「批判はいいが、彼女に対してネットで罵詈雑言をいう人々。フワちゃんがやす子に言った言葉とどう違うのか?」とも述べ、過熱するバッシングを問題視した。

「やす子への中傷で批判を集めるフワちゃんに対し、同様の中傷を浴びせてしまうのは本末転倒で、当然ながら法的措置の対象となりうる間違った行為でしょう。ただし、もともと大御所タレントへのタメ口や自由すぎる芸風をウリにしていたフワちゃんに今になって批判を展開するタレントやコメンテーターを『卑怯者』だとした点には、若干の違和感が残ります。彼女が未成年ならまだしも、『年齢非公表』としつつ、例外的に昨年11月に30歳の誕生日を報告。志らくの『普段から言えよ』という言葉は、フワちゃんと共演するタレントやコメンテーターは、前々から直接本人に非礼を注意するよう求めているようにもとれますが、フワちゃんは年齢的にも立派な大人で、保護者でもない周囲の芸能人が逐一指導をしたり、咎める筋合いやメリットもないのでは…」(テレビ誌ライター)

 これに関連して11日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した東野幸治は、志らくではなく、ほんこんに異論を唱えたと明言してはいたが、タメ口タレント・フワちゃんという「素材」をいかに「上手に納品するか」が共演者の仕事であり、「誰が注意すんの?」「気に入らなかったらNGにしたらいいだけの話」と指摘していた。

「フワちゃんの場合は、実際、テレビからのオファーが途絶えなかったため、フワちゃん自身がオン・オフ含め、“このままでいいんだ”と感じたのでしょうが、それはあくまで本人の責任でしょう。で、騒動や事件が起きた際に、当事者への批判が展開されてしまうのは致し方ない部分であり、かつて情報番組『グッとラック!』(TBS系)でMCを務めていた志らくもそこはわかっているはず。フワちゃんへの誹謗中傷は許されないことですが、今回の行動に対する批判は過去の様々な言動も取りざたされてしかるべきで、本人もしっかりと向き合っていく必要があるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 志らくの“タメ口は芸人としてのスタイル”という表現についても、そうした言葉遣いに拒否反応を示す層が一定数存在することは事実。常に賛否の対象となる芸風であることも含め、フワちゃんは受け入れなければならないだろう。

(木村慎吾)

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アサジョ
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