日本の自然保育、普及率はどれくらい?
北欧が発祥の地とされる自然保育ですが、近年では、日本でも自然体験の機会を提供しようと活動する団体が増え、「森のようちえん」と呼ばれる取り組みも広がっています。
2023年3月時点で、幼稚園だけでなく、保育園、託児所、学童保育、自主保育、自然学校、育児サークル、子育てサロンなど286団体が会員となり、森や海、川や野山、里山、畑、都市公園などで自然保育を行っています。
参照:NPO法人森のようちえん
また、県土の78%を森林が占める長野県では、2014年に「信州やまほいく(信州型自然保育)認定制度」が始まり、2023年9月時点では270園が認定を受けています。
この他、多くの都道府県で独自に基準を定め、自然保育を受けられる環境が広がりつつあります。
自然保育の注意点
自然保育を行う保育園は、園舎がない場合もあるようです。テントやタープなどを雨除けにすることもあるようですが、基本的には雨が降れば、レインコートを着て雨の日ならではの自然保育を楽しむようです。
注意点としては、屋外で過ごす時間が長いため、服が汚れることが多いこと。また、小さなケガをすることもあるでしょう。
自然保育を中心に行う園では、保護者の協力が求められるシーンが多いことも特徴の一つのようです。
配信: ASOPPA!