「いや、寿司は!?」と驚き! 小僧寿しの現在
小僧寿しの現状を確かめるべく、グルメライターが店舗を訪れたところ、意外な商品が“推し”となっている事実を発見しました。
「小僧寿し」の店舗外観。垂れ幕やパネルでは、寿司ではなく唐揚げやかつ丼、天丼の宣伝がなされていました(写真:サイゾーウーマン)
その“推し”メニューとは、「小僧寿し」の姉妹ブランドである「元祖からあげの中津家(以下、中津家)」「かつてん」の商品である、唐揚げと丼もの。
調べてみると、現在「小僧寿し」の多くの店舗では、これらのブランドのどちらか、あるいは両方の商品が購入可能となっているようです。
店内にも、かつ丼やから揚げの特売日についてのパネルが並んでいました。いや、寿司は!?(写真:サイゾーウーマン)
今回訪れた店舗では、「中津家」と「かつてん」の両方の商品が購入可能となっており、店舗の外には垂れ幕やパネルで両ブランドが商品を猛プッシュしていました。
店内にも、毎月10日が「かつてん」、毎月20日が「中津家」のメイン商品特売日であるというパネルが貼られており、一方で寿司に関するPRはほぼ見当たらないという状況。
当初は回転寿司やスーパーなどの競合と比較するため、寿司を購入しようと思っていた筆者でしたが、俄然これらの商品に興味が出てきたため、両ブランドの商品を購入し、実食することにしたのです。
【小僧寿し】かつ丼(646円)を実食
今回購入した「かつ丼」と唐揚げ3種類(写真:サイゾーウーマン)
今回は、「かつてん」の商品から「かつ丼」(646円、税込み/以下同)と、「中津家」の商品から「マルキン醤油からあげ」(159円)「赤からあげ」「焦がしガーリック醤油からあげ」(それぞれ178円)の3種類を購入。
まずは「かつてん」の「かつ丼」から食べてみることにしました。
かつ丼の全体像(写真:サイゾーウーマン)
まずかつ煮の部分は、最近はやりの「かつや」などのサクサク系と、昔ながらのシミシミ系の中間で、サクサク感が残る部分がありつつも、しっかりと味が沁みている部分があり、個人的にはかなり好みでした。
下に敷かれたご飯は、こちらもタレがしっかりと沁みており、味はおいしいものの、そのせいかサラサラとした食感になっており、箸でまとまりを拾うのが少し難しくなっています。
丼から直接かき込むような食べ方をする分には問題ないでしょうが、粘り気の強い米を使うなど、この部分は改善してほしいと思いました。
かつ煮部分のアップ。卵が絡んだかつが食欲をそそります(写真:サイゾーウーマン)
かつの下のご飯は、タレがかなりしみています。ただ、そのせいでさらさらとした食感になっており、箸でちょっと掴みにくい部分がありました(写真:サイゾーウーマン)
漬物は皿に小分けにされているのが好感を抱きました(写真:サイゾーウーマン)
かつは恐らく結着肉だと思いますが、サクサク感が残りながら半熟の卵が絡まって抜群の味わい(写真:サイゾーウーマン)
とはいえ、かつとご飯の相性もバッチリで、全体のクオリティとしてはかなりアリではないでしょうか。
また、作りたてを食べられるというメリットも考えると、スーパーやコンビニよりも優位性があるでしょうし、「かつや」などの専門店と肩を並べると言えるものだと思います。
配信: サイゾーウーマン