【ワークショップ1】里山の生態系を学ぶ折り紙
里山の生態系に焦点を当てたこのワークショップでは、折り紙を通じて里山に生息する生き物を学びました。
手書きの里山に登場するのは、カエル、トンボのほかに、現在は絶滅危惧種に指定されているタガメなど。
まずは、里山に暮らす様々な生き物を折り紙で作成。
そして、折り紙の生き物たちを里山の風景画に配置します。
そうすることで、里山のどんな場所に、どんな生き物がいるのか、どういった環境で生き物が暮らしていけるのかを学ぶことができます。
特にタガメの減少は、都市開発や農薬の影響が原因とされており、人間の活動が生物多様性に与える影響を考えさせられる内容です。
このワークショップを通じて、子どもたちは自分たちの周りにいる生き物の存在に気づき、生き物が生息する環境がどのように保たれているのかを学ぶとともに、里山という一つのフィールドを通じて、多様な生き物とのつながりを感じることができました。
【ワークショップ2】自然再生のプロセス体験ジグソーパズル
このワークショップでは、ジグソーパズルを通じて自然再生の難しさを学びました。
参加する子どもたちは都市開発などで失われた自然環境を再生するプロセスを体験。
まずは、用意された四国の自然の写真をハサミで切ることからスタート。
子どもたちは、一度、「自然を破壊」し、再び元の形に「再生」する作業を通じて、自然環境の復元の難しさと大切さを実感しました。
このワークショップには大きな工夫がもう1つありました。
まずは写真を見ながら組み立てます。
完成したら次はパズルをひっくり返し、真っ白な状態で、元の形を組み立てる難易度の高いパズルにチャレンジ。
これにより、「記録」の重要性に気づくことができます。
「写真や、自然環境の調査の記録など、情報が残っていれば自然環境の再生が可能になる一方で、情報が失われてしまうと再生が難しくなる。」子どもたちは、大切なことを学びました。
配信: イマナニ