【ワークショップ3】害獣との共存を学ぶ射的
こちらの射的では、害獣問題について考える機会が提供されました。
イノシシやサルなど、農作物を荒らしたり住宅街に出没したりする害獣を射的で撃つ体験ですが、目的は「撃つ」ことでなく「追い払う」こと。
シカやハクビシンなど、12種類の動物がカードに描かれたカードが、射的の的に。
射的で落とした動物カードにはその動物の特徴が書かれていて、参加者にプレゼントされました。
このワークショップには、単に害獣を排除するのではなく、共存するための方法を考える、という大切なメッセージが込められました。
例えば、害獣であっても保護すべき動物であり、倫理的な観点からも殺めることが最良の解決策ではないことを学ぶことができたのです。
子どもたちにとって、環境と人間の関係について深く考える大切な機会となりました。
【ワークショップ4】生物多様性保全を日常から考えるカルタ
最後にご紹介するのは、日常の暮らしの中で、生物多様性保全に対してどんなことができるのかを学ぶことができるワークショップ。
大学生が開発したこのカルタは、日常生活に密着したテーマを取り上げています。
例えば、「へ」の札は「犬を探しています」といった絵が描かれており、最後まで責任を持ってペットを飼育することの大切さを伝える札。
また、「よ」の札は、よかれと思って野生動物にエサを与えてはいけないことや、「ら」の札には環境に優しいラベル付きの商品を選ぶことの大切さが描かれました。
このカルタを通じて、子どもたちはゲーム感覚で楽しみながら、生物多様性を守るために自分たちができる具体的な行動を学びました。
配信: イマナニ