せっかく備えたのに使えない!?防災グッズのトラブル回避法

トラブル④ 期限切れ


災害時用として長期間保管していると、賞味期限・使用期限が切れたものが発生しがちです。

「賞味期限」切れの食品は、きちんとパックされた製品で適切な環境で保管されたものであれば、様子を見ながら食べても問題ないことが多いです。「消費期限」が切れているものは食べない方が良いでしょう。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

「賞味期限切れはいつまで食べられる? 目安や消費期限との違いを解説」

食べ物以外では、使用期限が切れたものはうまく使えなかったり、使用中に異常が起きたりする場合があります。例えば、使い捨てカイロは使用期限が切れると温度が上がり切らないことや、反対に温度が上がりすぎることもあって危険です。古くなったボディシートやウェットシートは中のシートが乾燥して本来の使い方ができないこともあります。

対策:定期的に期限チェックをする

1年に一度や半年に一度など頻度を決めて、定期的に期限をチェックする機会を作りましょう。防災ニッポンでもかねてからお伝えしている「家族防災会議」の際に期限チェックまで行うのもおすすめです。

「「防災親子会議」開催!災害に備えて決めておきたい家族のルール」

モノの準備だけで安心しないで!

防災グッズをただ買い置くだけでは、実際に使いたい災害時に使えなかったり、使うまでに時間が無駄にかかったりすることが大いにあり得ます。色々な状況を想定し、先回りして対策するようにすると安心です。

今回の記事を参考に、防災グッズは「定期的に点検する」「一度使ってみる」を基本に備えてみてください。

<執筆者プロフィル>

シマサキアヤ

フリーランスライター

<関連する記事はこちら>

賞味期限切れの缶詰はいつまで食べられる? 目安と注意点を解説

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