思ったより恐ろしい殺人生物「蚊」!その死亡者数は!?|刺されやすい人&かゆくなる理由も紹介

蚊に刺されないためのポイントと刺されたときの対処法

自然豊かな場所には、ほぼ確実に蚊がいます。

蚊による感染症のリスクが高まっている現在、「蚊に刺されないようにすること」は非常に重要です。

ここからは、蚊に刺されないためのポイントと、刺されたときの対処法をご紹介します。

蚊に刺されないようにするためのポイント

蚊に刺されないようにするためには、以下を徹底することをおすすめします。

長袖を着用し、皮ふを出さない
虫除けを塗っておく

ちなみに、日焼け止めを塗る場合は、日焼け止めの後に虫除けをしてくださいね。

加えてスプレータイプでもむらなく塗り広げてください。

蚊は塗り漏れのすき間を見つけてしまうそうですよ。

このほか、蚊を発生させないために「水たまりを作らないこと」も重要です。

蚊は、おちょこ1杯程度(30~45ml)のわずかな水に200個もの卵を産むのだとか。

家の周囲やベランダなどに水たまりがあると、蚊が大量発生する恐れがあります。

雨水がたまっているところ・水が残っているじょうろなどはないか、家の周りをチェックしてみましょう。

参考:蚊に刺されやすい人のタイプと刺されないためのポイント 快適な夏を過ごすために知っておきたい豆知識 – クローズアップ現代 取材ノート – NHK みんなでプラス

蚊に刺されたときの対処法

刺されたところを石けんで洗う
刺されたところをしっかり冷やす
かゆみ止めを塗る

基本ではありますが、蚊に刺されてしまった場合は、「かかないこと」「冷やすこと」が大切です。

刺された部位をかいてしまうと、かゆみがより強くなります。

特に子どもが刺されてしまった場合、力加減が分からずにかきこわしてしまうことがあるかもしれません。

患部を保護するための「虫刺されパッチ」を用意して、かきこわしを防ぐのがおすすめです。

なお患部の腫れやかゆみがあまりにもひどいときは、皮膚科を受診しましょう。

発熱やめまいといった全身の症状が出ている場合は、早急な受診が必須です。

蚊に刺されやすい人の特徴

同じ場所にいても、蚊にたくさん刺される人と全く刺されない人がいます。

蚊をおびき寄せやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか?

蚊に刺されやすい人の特徴を見ていきましょう。

体温が高い人

蚊は熱を察知する能力が非常に優れているのだとか。

体温の高い人は、体温の低い人よりも刺されやすい傾向があります。

蚊の熱感知度は、人間の約10倍といわれています。

0.05℃程度の違いも検知できるため、「人がいそうな温かい空気」を検知するのも容易です。

特に体温の高い赤ちゃんや子どもは、蚊にとって絶好のターゲット。

虫除けスプレーで蚊の襲来を防ぎましょう。

足のニオイが強烈な人

蚊を引き寄せる原因として、ニオイが関係しているとする説もあります。

そもそも蚊は、上半身よりも「足」を好んで刺す傾向があるのだとか。

足から強烈なニオイを発している人は、蚊をおびき寄せやすくなります。

ニオイのしない人よりも、蚊に刺される箇所が多くなるでしょう。

お酒を飲んでいる人

蚊を引き寄せる原因はさまざまありますが、特に蚊が反応しやすいといわれているのが「二酸化炭素」です。

蚊は空気中の二酸化炭素濃度で、ターゲットの存在を見極められます。

その能力は極めて高く、10m先の生物も検知できるのだとか。

「二酸化炭素の発生源」として蚊に検知された場合、蚊は遠くからでも飛んできます。

人間や動物は呼吸時に二酸化炭素を発生させるため、息をする限り蚊のセンサーから逃れることはできません。

中でもお酒を飲んでいる人は、アルコールの消化と分解のために通常よりもたくさんの二酸化炭素を吐き出しています。

お酒を飲んでいない人よりも蚊を寄せ集めやすく、蚊に刺されやすくなるのです。

▼「O型は刺されやすい」ってホント?

特定の血液型によって、蚊に刺されやすい・刺されにくいなどはありません。「O型は蚊に刺されやすい」などと言われることがありますが、はっきりとした根拠があるわけではありません。

一部の実験ではO型の人が他の血液型より刺されたというものもありますが、現段階では「刺されやすい傾向があるかもしれない」ぐらいで捉えておいた方が良いでしょう。

ただし、遺伝子のタイプによって刺されやすい人・刺されにくい人は存在するとのことです。

参考:蚊に刺されやすい人のタイプと刺されないためのポイント 快適な夏を過ごすために知っておきたい豆知識 – クローズアップ現代 取材ノート – NHK みんなでプラス

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