「あなたのためを思って」お節介や無視、職場の人間関係の悩みから心を守る“防災方法”

「あなたのためを思って」お節介や無視、職場の人間関係の悩みから心を守る“防災方法”

仕事は好きだけど、上司や同僚が苦手。いつだって、悩みは人間関係からはじまるもの。

心の防災方法、知っていますか

『職場の人間関係防災ガイド』(サンクチュアリ出版)は、人付き合いを円滑にするための簡単なテクニックが満載。クセの強い、めんどうくさい人の内面を知れば、ストレスゼロでうまくかわせることができるのです。

職場の人間関係は、あなたが望む、望まないに関わらず、集団としてまとめられてしまいます。もちろんいい出会いもありますが、心の災害ともいえる出会いも避けては通れません。

地震、火災、雷など、自然災害も事象によって防災術が異なるように、人間関係もまた同様。ピリピリ、ムカムカ、イライラ、感情の波に合わせた対処法を、本書からいくつかご紹介します。

ピリピリ災害=理由なきイジワル

なぜか特定の人に意地悪される、挨拶しても無視されてしまう、等々。身に覚えのないいやがらせをされた経験、ありませんか。

これは「受動攻撃」と呼ばれていて、「自分が感じている怒りや不満などを直接口に出さず、間接的にあなたにぶつける行為」のこと。この攻撃はおもに「無視・批判・妨害という3つの形」で行われます。

受動攻撃をする人の心は、実はとても臆病(おくびょう)。なぜなら「子どもの頃に、支配的で怖い親に直接反抗できず、受動攻撃で反発していたり、親から受動攻撃を受けていた場合が多い」というトラウマがあるからです。

内心ではうまくコミュニケーションをとろうとしているのに、ゆがんだ認知によって空回りしてしまうのかもしれません。

あなたに非はないので、まずは「気にしない」。相手への防災術は、「ネガティブな感情を吐き出させてあげる」。具体的には「愚痴や本音を話せる環境をつくる」です。

そもそも受動攻撃をしてくる人は、「察して!」と口に出さずに願っている不器用な人ばかり。不満が減れば受動攻撃はなくなりますし、受動攻撃の発端は過去の辛さだと理解するだけで、こちらの心も軽くなりませんか。

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