あなたの腸年齢いくつ?腸活の噂!ウソ・ホント。スペシャリスト・内藤裕二先生に真相を直撃【美腸活の処方箋vol.2】

あなたの腸年齢いくつ?腸活の噂!ウソ・ホント。スペシャリスト・内藤裕二先生に真相を直撃【美腸活の処方箋vol.2】

食生活や睡眠など日々の心がけで腸を整えると、お肌ツルツル、ココロ健やかといいことづくめ! そんな話題の「腸活」で美と健康をパワーアップするコツをスペシャリストから学ぶ「美腸活の処方箋」。第2回目は「腸活の噂!ウソ・ホント」。年々暑さが厳しくなっている今、冷房や食欲不振で気付かぬうちに腸が弱わっているかも。まずは腸年齢診断をして、夏だからこそ押さえておきたいポイントを知って正しい腸活をしよう!

Q3.腸活のために、夏でもランニングや筋トレはするべき?

■答え:ウソ。生活の中で取り入れられる運動で十分

「ただでさえ暑いこの時期は、熱中症の危険もあるので激しい運動はおすすめしません。一方で、さまざまな研究により、運動をすることで腸内環境が整うことがわかっています。運動と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、ランニングをしたり筋トレをしたりと、ハードな運動をする必要はありません。激しい運動で交感神経が優位になると、血流が悪くなり、自律神経が乱れて腸機能が低下。夏バテを助長させる原因にもなってしまいます。

では、どれくらいかというと無理のない範囲で日常生活に運動を取り入れる程度でOK。例えば、エスカレーターではなく階段を使う、買いもの中はカートではなくカゴを持つ。ささやかなことでいいので、毎日続けることが大切です」(内藤先生)

Point

・腸活のための運動は、日常生活で取り入れられる範囲のものでOK
・夏のハードな運動は、腸機能を弱らせ、熱中症や夏バテの可能性も

Q4.食欲不振がちな夏。腸活にサプリメントを活用してもいい?

■答え:ホント。食事だけで必要な栄養を摂るのは大変

「普段の食事だけで必要な栄養をすべて摂るのはなかなか大変なこと。特に暑い日が続くと、あまり食欲が出ないという日も。そんなときは、サプリメントを効果的に取り入れるのがおすすめです。

例えば、WHOが定めている食物繊維の1日の摂取基準量は25グラム。穀物類を主食にしている国ならクリアできても、主食が白米や白いパンの日本人にとって食物繊維25グラムのハードルはとても高いものなのです。

現代の日本人は食が細くなっている傾向があり、ビタミンやミネラルも不足しがち。特に夏は、汗と一緒にミネラルが失われています。これでは腸の不調だけでなく、貧血や倦怠感、夏バテなど体の不調につながってしまいます。とはいえ、摂り過ぎもよくないので、足りない分を補う意識でサプリメントを上手に活用していきましょう」(内藤先生)

Point

・食事で足りない分をサプリメントで補おう
・汗をかきやすい夏はミネラル不足に注意

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