【お菓子作り+化学】自由研究にもおすすめ!“おいしく&楽しく”化学に触れられる『おうちで作れる実験スイーツレシピ2』

低学年におすすめのレシピは?

「もこもこバブル」


混ぜるだけで泡立つ、もこもこバブル

「もこもこバブル」は、計量して入れて混ぜるだけで簡単にできるので、未就学のお子さんにもおすすめです。化学調味料は使わず、バタフライピーというハーブティーで色をつけて、中和反応の原理を利用してもこもこと泡立てます。

「ぱりぱりチーズクラッカー」


チーズの油脂で作る、ぱりぱりチーズクラッカー

「ぱりぱりチーズクラッカー」は、材料を入れた保存袋をもみ込むだけなので、混ぜるときにこぼす心配もなく簡単に作れます。途中でクッキーの生地を冷蔵庫で20分ほど冷やしますが、冷やしすぎても大丈夫なので時間を気にせず作りやすいのではないかと思います。

ほかにも「2種のりんごパイ」、「ふるふるミルクプリン」などお菓子作りが初心者という親御さんでも挑戦しやすいレシピがたくさんあります。

いざ実験開始!実験スイーツを作るときに親が注意する点と声がけのポイント

お菓子作りで大切なのは、温度管理

下準備で書いてあるところをしっかりやっておくことで失敗は少なくなると思います。お菓子作りに慣れていない人ほど準備は大切です。
また、お菓子作りで注意してほしいのは、温度管理です。化学の実験と似ている部分でもあるのですが、きちんと冷ましていない、温めていないだけでお菓子の出来上がりが変わってしまいます。季節によって室温の変化もあるので、調理用の温度計を活用するのもおすすめです。

事前にポイントを確認して、スムーズな声がけを

レシピの中には火を扱うものがあります。カラメルソースを作る時は、はねたりすると危ないので、高学年のお子さんでも火を扱う時は必ず親御さんが近くにいるようにしてほしいですね。年齢によって変わってくるとは思いますが、私の小学4年生の娘でさえ計量時にこぼしたりするんですよ(笑)。スムーズにお互い楽しく進めていくのであれば、計量は親御さんが先に済ませた方が良いかなと思います。
 
本の中には、お菓子作りの工程でのポイント、観察してみよう、一緒にやろうなどコメントを書いています。親御さんが事前にポイントを確認しておくとお子さんに声掛けがしやすくなりますよ。

変化を観察するときのポイントは?

色の変化を楽しむときは白いお皿を使う。断面の変化を観察するなら真横から見て撮影するなど、変化が伝わりやすい写真をたくさん撮ってまとめてもいいですね。

自由研究におすすめのテーマ(レシピ)とまとめ方のポイント

牛乳とコーヒーが層になっているカフェオレ作りは簡単そうに見えますが、密度と比重の仕組みについてわかりやすく実験できるのでおすすめです。自由研究として、わざとレシピをかえて卵の量を増やしてみたりするのもおもしろい実験になりますね。クッキーのレシピをアレンジしてジャムやチョコチップを混ぜてみるなど、自発的な学習ができるとさらに楽しくなります。

この本は、4つの章に分かれているのですが、各章ごとにお菓子の原理について詳しく紹介しています。調べ学習としてこちらのぺージをぜひ活用してください。