大企業と中小企業の平均年収の違い
「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、令和5年の月額給与の平均は、大企業(従業員1000人以上)では34万6000円、中企業(従業員100人から999人)では31万1400円、小企業(従業員10人から99人)では29万4000円となっています。
月額賃金を年換算すると、大企業が415万2000円、中企業が373万6800円、小企業が352万8000円となります。
大企業と小企業では、年間約62万円の差がある結果でした。
賞与含めた年収も、大企業のほうが高い
令和5年の「毎月勤労統計調査」によれば、全労働者の夏季賞与の平均支給額は、従業員1000人以上の企業が76万3440円、前述の中企業が含まれる従業員500~999人規模の企業が53万468円、従業員30人以上の企業が42万8518円という結果でした。
年末賞与に関しては、大企業が72万7381円、中企業が52万9374円、小企業が43万2821円でした。
賞与を含めた年収を計算してみると、従業員1000人以上の企業が564万2821円、従業員500~999人規模の企業が479万6642円、従業員30人以上の企業が438万9339円という結果になりました。
大企業は中小企業より高収入の可能性が高い
職種によっても収入の差はあるため一概に言い切ることはできませんが、以上の結果から見るに大企業のほうが中小企業よりも高収入である可能性が高いということがわかりました。
今回は健康保険証に書かれる数字の違いについて解説しました。細かい年収までは判断できませんが、どんな会社・仕事をしているのかが一目でざっくりとわかる仕様になっているんですね。これまで気にしたことがなかったという人も、ぜひご自身の保険証を眺めてみてください。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 企業規模別にみた賃金
厚生労働省 毎月勤労統計調査 全国調査 夏季賞与(令和5年)
厚生労働省 毎月勤労統計調査 全国調査 年末賞与(令和5年)
執筆者:本条アカネ
FP2級
配信: ファイナンシャルフィールド
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