舌が上あごについていない場合は要注意!? 夏のイヤ~な不調4つと“落ち舌”の深い関係

突然ですが皆さん、自分の「舌」は正しい位置にありますか?実は多くの人が、あらゆる不調を招く「落ち舌」になっている可能性があるんです。でも、「落ち舌」ってなんでしょう?その疑問に“舌博士”が答えます。

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▶教えてくれたのは
桂 文裕先生
ましきクリニック院長。熊本大学医学部卒業後、同大学病院で頭けい部がん治療に従事。2003年より現職。耳鼻咽喉科専門医として延べ数十万人の舌を診察した「舌博士」。著書に『舌こそ最強の臓器』(かんき出版)などがある。

「落ち舌」と深い関係にある夏の不調4つ

夏の不調と「舌」の関係について、桂先生は「舌は、上あごにベタリとついているのが本来の位置。ところが加齢などで舌の筋力が低下すると、舌の位置が下がり『落ち舌』になります。舌は筋膜で全身とつながっていて姿勢の保持や自律神経と深い関係があるため、落ち舌になると全身のバランスも崩れ、冷えやダルさが悪化するのです」と説明します。

では、「落ち舌」と深い関係にある不調とは具体的にどんなものがあるのでしょうか?

【不調1】頭が重ダルい

舌には、頭の傾きに合わせてバランスを取る働きがあります。そのため、舌の筋力が落ちると頭が不安定になり、姿勢が悪化。猫背や反り腰になる可能性もあるんです。悪い姿勢が影響して、頭が重ダルく感じることも。

反対に、舌が上あごにペッタリつく「上あご舌」だと、頭を支える背骨の負担が軽減し、本来のS 字カーブが復活。姿勢不良による痛みが取れて、肩こりや頭痛がラクになったように感じたり、見た目年齢の若返りにもつながります!

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