男性は女性専用車両に乗れる?不快な状況を避けるために知っておくべきこと

男性は女性専用車両に乗れる?不快な状況を避けるために知っておくべきこと

3、女性専用車両に男性が乗ったら罪に問われるのか

では、女性専用車両に男性が乗ったら罪

に問われるのでしょうか。

実は法的には犯罪にはなりません。

鉄道営業法34条には、下記の通りの記載があります。

”第三十四条 制止ヲ肯セスシテ左ノ所為ヲ為シタル者ハ十円以下ノ科料ニ処ス

一 停車場其ノ他鉄道地内吸煙禁止ノ場所及吸煙禁止ノ車内ニ於テ吸煙シタルトキ

二 婦人ノ為ニ設ケタル待合室及車室等ニ男子妄ニ立入リタルトキ”

引用:https://elaws.e-gov.go.jp

意味としては、制止されても、女性のために設けられた待合室や車室に男性が立ち行った場合には、80円以下の科料に処すということです。

ですが、国土交通省は、女性専用車両はこの法律の範囲内ではないと明示しているため、女性専用車両に男性が立ち入ってたとしても、刑罰の対象にはなりません。

また小学生以下の男性や介助者の男性なども女性専用車両への乗車が認められています。

もっとも、犯罪行為ではないからと無闇に女性専用車両に立ち入ることは、男性自身にとってのデメリットになり得ます。痴漢と勘違いされてしまったり、女性から軽蔑の視線を向けられてしまうからです。

4、それでも女性専用車両の存在に違和感がある方へ

とはいえ、この記事にたどり着いた方は、やはり女性だけなぜ車両が準備されているのか、どうしても男女差別に思えるという方も少なくないのかもしれません。

特に都心では、LGBTなどの認識も広まり、「性」の区別はなくなりつつあります。

そのため、女性専用車両の存在自体、違和感を覚える方もいらっしゃることでしょう。

ただ、生物学的にも、性別による差はどうしても存在しています。

さまざまな人間がいる中でも、これは曲げようもない真実です。

また、統計的にも、女性から男性への性加害に比して、男性から女性への性加害は多いです。

今の社会の中では、女性専用車両を設けると言う対策をとることは、問題の解決策としてひとまずの正解と言えるのではないでしょうか。

関連記事: