7、ギャンブル依存症の家族がいる場合にはどうすればいい?
ギャンブル依存症の家族がいる場合に、どう対処すればいいかという問題があります。
ギャンブル依存症の人は家族に借金をしようとすることが多いのですが、絶対にお金を貸さないようにしましょう。
さらに本人にギャンブル依存症であることを自覚させ、このままでは家庭が崩壊してしまうことを意識させなくてはなりません。
厳しい態度で、家族全員が苦しい思いをしていること、家族は愛しているということをしっかりと伝えます。
本人が感情的になってしまう場合は、信用できる親戚を介して話し合いをしていくといいでしょう。最終的には、二度とギャンブルはしないという約束を取り付けることが大切です。
8、ギャンブル依存症による借金はどうすればいいのか?
ギャンブル依存症になると借金をしているケースが多いのですが、治療せずに借金を清算しても同じ過ちを繰り返すだけです。まずは治療することが大切になりますが、借金問題を放置しておくことはできません。
借金を整理することによって借金を減らすことができることもありますし、払い過ぎた利息が戻ってくることもあります。
借金問題を扱っている法律事務所に相談することをおすすめします。
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9、ギャンブル依存症のパートナーと離婚したい場合
配偶者がギャンブル依存症であれば離婚したいと思うことがあるでしょうが、以下の3点に注意する必要があります。
(1)ギャンブル依存症の配偶者を放置して離婚する事はできない
ギャンブル依存症の配偶者に対しては感情的になりがちで、すぐに離婚したいと思うのも無理はないでしょう。
配偶者が離婚を受け入れれば離婚が成立しますが、拒否する配偶者と無理矢理に離婚をすることはできません。
法律で夫婦は相互に助け合う必要があると定められています。
ギャンブル依存症を改善させるための治療を受けさせるなどして、更正するための配慮をすることが大切です。
(2)借金がある場合、支払い義務が誰にあるかをはっきりさせる
原則として、婚姻期間中に生活必需品を購入するために借金をした場合、夫婦に借金の支払い義務があります。
ただし、ギャンブルのために借金した場合は例外です。
例えば夫がギャンブルのために借金をしても、妻に支払い義務はありません。
離婚した後に、夫がギャンブルのためにした借金を債権者から請求されても、自分は債務者ではないと支払いを拒否すればよいでしょう。
(3)できるだけ子供に影響がないように配慮する
ギャンブル依存症の配偶者と離婚するかどうかを判断する場合、できるだけ子供のことを考えることが大切です。
離婚することが子供のためになるかどうかは、その時の状況によって変わってきます。
子供のために離婚しない方がいいということもあるでしょうし、子供が借金問題に巻き込まれるのであれば離婚は正しい選択でしょう。
まとめ
ギャンブル依存症を治療・克服したい人が知っておくべき10のことを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。自分の力だけでギャンブル依存症から更正するのは簡単ではありません。
ギャンブルをやめるには本人の強い意志だけでなく、家族や専門家の協力も必要になります。
このことを頭に入れて、更正に取り組まれることをおすすめします。
監修者:萩原 達也弁護士
ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。
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