その美しさと若々しさから「奇跡の50代」と評されるアメリカの人気女優ハル・ベリー。今月14日に58歳の誕生日を迎え、60代に一歩近づいたが、いまだ全く衰える気配はなさそうだ。SNSやレッドカーペットで露出度高めなスタイルを惜しみなく披露し、ハードなアクションもバンバンこなしている。
「だって着られるから」透け透けドレスで颯爽と登場
8月16日(現地時間)にネットフリックスで配信スタートした最新作『ザ・ユニオン』で主演を務めるハル。12日に開催されたプレミアに大胆なドレスを着て登場し、ひときわ注目を集めた。
この日着ていたのは、イタリアのランジェリーブランド「ラぺルラ」の黒のシアードレス。透け透けのボディスーツに、レースの花柄のスカートという“ほぼランジェリー”な妖艶衣装で会場を沸かせた。米雑誌『ハリウッド・レポーター』の記者から、この装いを選んだ理由について聞かれると、「だって着られるから」とキッパリ答えたという。
50代後半になっても、大胆なスタイルを見事に着こなす抜群のプロポーションと若々しさをキープしているハル。SNSでは、「相変わらず美しい」「熟成したワインのように年を重ねている」など称賛の声が寄せられている。
半裸に2匹の猫を抱えたセクシー写真。この格好は一体……
レッドカーペットだけでなく、自身のSNSでもセクシーショットをたびたび公開しているハル。先月には、アイマスクにビキニパンツを着用し、半裸に2匹の猫を抱えた大胆なポートレートをインスタグラムに公開した。
抱っこしている2匹は、自宅の庭で保護した子猫だそうだが……どうしてこの格好?!
実はこれ、映画『キャットウーマン(2004年)』公開20周年を記念して、自身が本作で演じたキャラクターのキャットウーマンことペイシェンス・フィリップスを再現したもの。キャプションには「彼女はいつも心の近くにいて、私は永遠にキャットウーマンことペイシェンス・フィリップスであり続けるわ!」と綴った。
本作は、内気な広告デザイナーのペイシェンスがキャットウーマンに生まれ変わり、野生のパワーを発揮して、悪と対決していくスーパーヒーロー映画。製作には1億ドル(約155億円)の予算が投じられたものの、興行成績は振るわず、批評家から酷評を受ける結果に。しかも、この映画がきっかけで不名誉な「ゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞」まで受賞してしまった。
ハルにとってはいわば「黒歴史」ともいえる大コケ映画なのだが、批判や悪評にもめげずに、作品や自分が演じたキャラクターに誇りを持っている様子。しかも、再演に意欲的だそうで、『ザ・ユニオン』のプレミアでカナディアン・プレスの取材にこう答えている。
「本当にチャンスがあるなら、キャットウーマンを復活させたい」
「過少評価されていると思うし、ぜひもう一度やってみたい」
「酷評されるのは好きじゃないけど、それが自分の世界を止めたり、好きなことを続ける妨げとはならない」
キャットウーマンを演じたことで、猫好きになったという彼女。家族の一員となった猫たちを胸に抱きながら、過去の失敗作への思いを新たにしたようだ。
配信: 女子SPA!