辛いもので舌がヒリヒリしたときにお勧めの飲み物は?(画像はイメージ)
【画像】辛いものを食べたときにオススメ! これが「舌」のヒリヒリを和らげる“食べ物”です
辛いカレーやマーボー豆腐などを食べたときに舌がヒリヒリすることはありませんか。特に、「激辛」と宣伝されている食品や料理を食べると、舌のヒリヒリとした痛みがなかなか治まらないことがあります。
辛い食べ物が原因で舌がヒリヒリする場合、どうすれば痛みを和らげることができるのでしょうか。水を飲んでも、舌のヒリヒリした痛みが治まらないことがありますが、なぜなのでしょうか。辛い物を食べたときにお勧めの飲み物のほか、辛い食べ物が体に与える影響について、ナハデンタル(那覇市)院長で歯科医師の宮本英欧さんに聞きました。
辛み成分「カプサイシン」は水に溶けず
Q.辛い食べ物を食べたときに舌がヒリヒリすることがあります。この場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
宮本さん「辛い食べ物を食べているときに、水を飲んで舌のヒリヒリ感を和らげようとする人は多いと思います。辛いものには『カプサイシン』という辛み成分が含まれていますが、この物質は水溶性ではないため、水を飲んでも舌に接触するカプサイシンが洗い流されず、あまり効果的ではありません。
そこで、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を摂取するのが効果的です。なぜなら、乳製品に含まれる成分が、舌に接触するカプサイシンを吸着し、ヒリヒリした痛みを和らげてくれるからです。インドカレーの飲食店がラッシーを提供するのは、こうした理由があると考えられます」
Q.ちなみに、辛い物を食べる生活を続けた場合、口腔(こうくう)内にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。
宮本さん「辛いものを食べる生活を続けた場合、舌の感覚が鈍くなってしまい、味覚異常になる可能性があります。辛いものを食べない日を設けるなど、食べ過ぎないように心掛けましょう」
Q.辛過ぎる料理を食べた場合、体にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。体調に異変が生じた場合の対処法も含めて、教えてください。
宮本さん「まず嘔吐(おうと)や腹痛、下痢などの症状が出ます。また、カプサイシンには発汗作用などがあるため、汗が出たり、体が熱くなったりします。少し時間が経過しても症状が回復しないときは、内科で医師の診療を受けましょう」
配信: オトナンサー
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