年金分割の必要書類に関するQ&A
Q1.合意分割に必要な書類とは?
標準報酬改定請求書
マイナンバーカード等(請求書にマイナンバーを記入したとき)
年金手帳または基礎年金番号通知書(請求書に基礎年金番号を記入したとき)
婚姻期間を明らかにできる戸籍謄本等
請求日から1ヶ月以内に作成された戸籍謄本等
年金分割を明らかにできる書類
年金分割を請求する人の本人確認ができる書類
Q2.年金分割できる年金とは?
年金分割の対象にできるのは、厚生年金と旧共済年金(平成27年10月に共済年金は厚生年金に一元化されています)のみです。
Q3.年金分割できない年金とは?
国民年金
国民年金基金
厚生年金基金の上乗せ給付部分(付加部分・加算部分)
確定給付企業年金
401k、企業型DCなどの確定拠出年金(企業型)
iDeCoなどの確定拠出年金(個人型)
民間の年金保険
まとめ
配偶者が婚姻中に厚生年金に加入していた場合には、離婚時に年金分割手続きを行うことで、年金を分け合うことができます。年金分割には、「合意分割」と「3号分割」の2種類があります。手続きは必要な書類を揃えて「標準報酬改定請求書」とともに年金事務所に提出して行います。
年金分割が可能なのか、年金分割によって自分の年金受給額はどう変わるのかについては、専門家に相談することをおすすめします。話し合いでは年金分割の合意が難しい場合や、離婚そのものの話し合いも難しいようなケースは、多くの離婚事件を扱った経験豊富な弁護士へ相談しましょう。
監修者:萩原 達也弁護士
ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。
萩原弁護士監修 :「離婚」記事一覧
萩原弁護士監修 :「労働問題」記事一覧
萩原弁護士監修 :「B型肝炎」記事一覧
萩原弁護士監修 :「刑事弁護」記事一覧
萩原弁護士監修 :「企業法務」記事一覧
萩原弁護士監修 :「遺産相続」記事一覧
萩原弁護士監修 :「アスベスト」記事一覧
配信: LEGAL MALL