5、「訴訟告知」をかたる架空請求ハガキには要注意
悪質業者から「訴訟告知」をかたる架空請求のハガキを受け取った人もいると思いますが、これは裁判所から送られてくる「訴訟告知」とはまったく別物ですので、注意が必要です。
架空請求のハガキの多くは、「訴訟最終告知のお知らせ」といった表題を付けて、送られてくることが一般的です。
内容は「○日以内に○万円を支払わなければ財産を差し押さえる」などと記載されていますが、決して支払ってはいけません。連絡もせず、無視してください。
どうすればよいのか分からないときや、不安なときは弁護士に相談しましょう。
弁護士が見れば裁判所からの訴訟告知書であるのか、架空請求のハガキであるのかは一目瞭然に判明しますので、アドバイスを受けて安心することができます。
6、裁判所から訴訟告知書が届いたら弁護士に相談を
裁判所から訴訟告知書が届いたということは、ご自身に利害関係のある何らかのトラブルが訴訟にかかっていることを意味します。
放置していると、「参加的効力」によって知らないうちに高額の支払い義務が発生してしまうおそれがあります。
訴訟に参加するとしても、どのような手続きをすればいいのか、参加後にどのような主張・立証を行えばよいのかが分からないこともあるでしょう。
そんなときは、弁護士にご相談ください。訴訟に参加すべきか否か、参加するとして当事者のどちら側に付くべきか、などについてアドバイスが受けられます。
弁護士に依頼すれば、訴訟への参加手続きも、参加後の主張・立証活動もすべて代行してもらえます。
「不意に高額の支払いを請求される」という結果を、回避することにつながるでしょう。
配信: LEGAL MALL