「母の話、何1つ合っていない…」今度は保険証?らちが明かず区役所に直電! #母の認知症介護日記 103

「母の話、何1つ合っていない…」今度は保険証?らちが明かず区役所に直電! #母の認知症介護日記 103

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

なぜかポイントカードには強いこだわりを見せる母・あーちゃん。すぐに作ってはなくし、そして再発行する……を繰り返していますが、なくしたと思っていたカードが出てくると、同じカードが何枚も手元にあり、どれが使えるのかわからなくなることも……。保険証も、あーちゃんのメモによると再発行手続き中ですが、病院ではちゃんと提示していたので、それが再発行後のものかはわかりません。ワフウフさん姉妹も、状況を整理するのにひと苦労です。

1つも合っていなかった…

先日、姉・なーにゃんがあーちゃんの病院の付き添いをしたとき、看護師さんから「介護保険、使ってます? 申請はしました?」と聞かれました。その言葉に、認知症に気付いてから1年半しかたっていないのに、もう周りから見ても認知症だとわかるくらいなのかも……と、落ち込んでしまうワフウフさん姉妹。本人が認知症を認めていないことや、あーちゃんの財産を狙っている父に認知症であることを知られたくないという理由もあり、介護認定は見送っていたのですが、そろそろちゃんと考えないといけない時期が来たのかもしれません。

朝、あーちゃんから電話がかかってきました。実印の話はもう終わったと思っていたのに……。

あーちゃんが一体何を言おうとしているのか理解できず、ついイライラしてしまいます。

それでも、なんとか「健康診断証」が「保険証」であるとわかり……。

どうやら、保険証の期限が近づいていて、期限が切れてしまうと実費になることを心配しているようです。

その後も、いくつか質問を続けますが……。

結局、よくわからないので、代わりに区役所へ電話で確認してみることに。

区役所の方は、丁寧にいろいろと状況を教えてくれました。

結果、あーちゃんの話には合っていることが1つもないことが判明しました……。

そのまま区役所の方の話をあーちゃんに伝え……。

あーちゃんも話が理解できてきたのか、穏やかな口調に変わりました。

ウフフフって……。付き合わされているこちらは、全然笑えないんですけどね。

朝、家の電話が鳴ったので出てみると、予想通りあーちゃんからでした。話を聞くと「健康診断証のことで実印が必要なんだけど……」と言っています。また実印?? そして「健康診断証」とは?? と私が考えていると、どうやら健康診断証とは保険証のことを言っているようで、間もなく期限が切れてしまうので、医療費が実費になってしまうと心配していました。保険証は先日見つけたはずですが、あれは新しいものではなかった……!? とにかく状況がわからないので、私が区役所に電話をしてみることに。

区役所の人にあーちゃんの娘だと名乗り、教えていただける範囲で構わないと断ってから、いろいろと質問をしてみました。その結果、あーちゃんが持っている保険証の期限はまだ2年ほど先であること、再発行手続きはしていないこと、保険証は2年ごとに自動更新されて書留で郵送されること、再発行が必要ならその場での再発行が可能なことを確認。もし再発行が必要になっても、実印は必要ないと区役所の人が教えてくれました。……つまり、あーちゃんの話は、何1つ合っていませんでした。

すぐにあーちゃんに電話をかけて、区役所の人から聞いた話を伝えたところ、やっと安心できたようで、電話口からも穏やかになっていくのが感じられました。私も、話の流れがちゃんとわかってスッキリしました!

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何を伝えたいのかをキーワードから察するしかないので、なかなか話が進まないのはストレスだったと思いますが、これまでの話が1つも合っていなかったというのは衝撃的でしたね……。それでも、最終的にお互いがスッキリできたようでよかったです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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