【睡眠不足さん必読】睡眠外来医「良質な睡眠は25度前後、湿度50%前後が理想」最適ウェアも紹介

【睡眠不足さん必読】睡眠外来医「良質な睡眠は25度前後、湿度50%前後が理想」最適ウェアも紹介

人生の中で3分の1以上の時間を占めているといっても過言ではない睡眠。からだや脳を休ませてリカバリーするだけでなく、メンタルの他、肌などの美容にも影響が。今、改めて良質な眠りに向き合ってみませんか。

お話を聞いたのは…


Dクリニック東京ウェルネス


睡眠センター長/医学博士

井坂奈央先生

埼玉医科大学医学部医学科を卒業後、東京慈恵会医科大学(耳鼻咽喉科)にて勤務。日本睡眠学会医。睡眠時無呼吸症候群を専門とし、男性にとどまらず女性・小児と数多くの診療を経験。2022年9月よりDクリニック東京ウェルネスに入職し、現在に至る。

明るさ、湿度が快適な眠りを左右する

あまりに暑かったり寒かったりすると当然眠りに悪影響を及ぼすのは想像できるかと思いますが、人によって快適な温度は違うとはいえ、大体24〜26度の25度前後あたりが理想的と言われています。同時に湿度も重要で、50%前後を目安にしてみましょう。また、部屋の明るさも大切。20〜30ルクス(10m先の人の顔や行動が認識できて、誰かが分かる程度)以下がよいと言われています。ちなみに、夏場暑いからといって半袖半ズボンで寝てしまうと、汗をかいた際に気化熱で体温を奪い過ぎてしまったり、冷房の風でからだを冷やしてしまうので、薄手の長袖&長ズボンのパジャマが良質な睡眠には適しています」

快適な睡眠を助ける便利なグッズたち

通気性のよい長袖パジャマ 


 


パジャマ選びで重要視したいのは、通気性と肌触りのよさ。体温管理は快適な睡眠のカギなので、素材を重視して選びたいもの。シルク素材はなめらかな生地感や通気性はもちろん、何より軽くひんやりとした感触が特徴なので、今の季節に特に嬉しい。コットンは静電気が起きにくいという利点も。冷房で冷やし過ぎないように、夏でも長袖長ズボンを選ぶのをレコメンド。

上と下:シルクパジャマ各¥51,700(プライベートスプーンズクラブ/ジョワイユ)

シルクパジャマ¥51,700(プライベートスプーンズクラブ/ジョワイユ)

高密度に織られたスヴィンコットン100%製。シルクのようなツヤもあり、サラッとした着心地。パジャマ¥62,700(エシャペ/エイトン青山)

30ルクス以下の快眠明度に保つ


 


一般に睡眠に適した明るさは30ルクス以下がよいとされています。明る過ぎる環境は、良質な睡眠を遠ざける傾向にあるので、しっかり眠りたいのに環境が整わないときにはアイピローを使うのも手。もちろんデイリーに取り入れても◎。

遠赤外線を発する独自素材を使用したアイピロー。パソコンやスマートフォンの疲れ目を蒸れずにじんわり温める。軽量で薄手素材なので、ノーストレスの着け心地。アイマスク¥3,300(BSファイン/加茂繊維)

注目の血行促進ウェア 


 


最近トレンドのリカバリーウェア。鉱石などを練り込んだ生地が、からだから発せられる遠赤外線を吸収&放射することで、血行を促進するという原理に基づいて作られているものが一般的です。血流がよくなることで、副交感神経のスイッチが入り熱の放散が促され入眠に誘われるので、リカバリーウェアも快適な睡眠の一助となってくれます。

肌触りがよく、ノーストレスな着心地。スリープトップ・パンツ各¥13,200(SIXPAD/MTG)

寝返りしやすい独自設計! 睡眠に特化したこだわりの設計で寝返りをサポート。BAKUNE Dry 上下セット¥18,700(テンシャル)

text:KAZUKO MORIYAMA illustration:YUKO SAEKI styling:ERINA KAWASE

otona MUSE 2024年9月号より

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