【特別講演会「日本の甲冑〜武具にみる生き物たち〜」 愛媛/久万高原町】 エビやシカが兜のデザインに! 驚きの「変わり兜」の世界

2024年9月16日(月・祝)開催! 久万高原町産業文化会館研修室にて生き物にインスパイアされた驚きの兜!




このイベントは面河山岳博物館で2024年7月20日~11月24日まで開催中の特別展「真・カブトムシ」の関連イベントです。

今回のイベントでご紹介する甲冑(かっちゅう)とは、武士が戦闘時に身につけた武具のことです。

日本では、その原型が古墳時代にまで遡ると考えられており、その歴史はなんと2000年に及びます。

特に兜の多様性には驚かされるものがあり、武士たちが考案した「変わり兜」には斬新なデザインが多数みられます。

今回の特別講演会では、ムカデやチョウ、シカ、貝やエビなど様々な生き物をモチーフにした兜の魅力に焦点を当てます。

元西条市立小松温芳郷土資料室の学芸員であり、日本甲冑武具研究保存会評議員でもある友澤明氏が、愛媛に残る貴重な甲冑の中から選りすぐりの「変わり兜」をご紹介。

松山市東雲神社の所蔵品である、イセエビやホラ貝、二ホンジカの蹄がモチーフの兜は、どれも一風変わったデザインで、その背後にあるストーリーにはきっと驚かされることでしょう。

特別展「真・カブトムシ」で甲冑の神秘に触れよう

講師である友澤氏のコレクションから、「鉄黒漆塗五枚胴具足(てつぐろうるしぬりごまいどうぐそく)」が展示される「真・カブトムシ」特別展もお見逃しなく。

こちらは面河山岳博物館で11月24日まで開催されているイベントです。

カブトムシとは、漢字で書くと「兜虫」となりますが、実は「甲虫」とも表記されます。

その由来は、全体を覆う硬いものを表す「甲」という言葉から来ており、まさに武具としての鎧兜を連想させるのです。

講演会では、甲冑の専門家が持つ独自の視点からカブトムシの語源についても掘り下げられる予定です。

日本の武具の歴史と生き物たちが織りなす独創的な世界に触れる貴重な機会となることでしょう。

ぜひ足を運んでみてくださいね。

■ 特別講演会「日本の甲冑〜武具にみる生き物たち〜」

開催日/2024年9月16日(月・祝)

開催時間/13:30~15:00

開催場所/久万高原町産業文化会館研修室

住所/愛媛県久万高原町久万188番地

料金/100円

お問い合わせ/面河山岳博物館(0892-58-2130)

reported by イマナニ編集部 二木えりか

記事公開日:2024/08/23

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