カラフルな見た目と食感が楽しい。京都老舗が手がける和菓子/鶴屋吉信 IRODORI TOKYO MISEの「琥珀糖・有平糖」

カラフルな見た目と食感が楽しい。京都老舗が手がける和菓子/鶴屋吉信 IRODORI TOKYO MISEの「琥珀糖・有平糖」

文筆家・甲斐みのりさんが東京でめざして訪れたいおやつの店をピックアップ。今回は「鶴屋吉信 IRODORI TOKYO MISE」で購入できる「琥珀糖・有平糖」をご紹介します。

彩り豊かな見た目は、京都の名所や情景を描く色鉛筆をイメージ

「IRODORI」は、200年以上の歴史ある京都の老舗和菓子店「鶴屋吉信」が手がけるモダンな和菓子ブランド。もなか、羊羹、砂糖菓子と、舌も目も心も喜ぶ愛らしいお菓子を展開しています。

これまでは、京都を訪れるたび、新幹線京都駅の八条口改札を出て目の前にある「鶴屋吉信 IRODORI 京都駅八条口」でお菓子を購入していましたが、日本橋のCOREDO室町3に「鶴屋吉信 IRODORI TOKYO MISE」が、虎ノ門ヒルズビジネスタワーに「虎ノ門ヒルズ店」ができてからは、東京でも購入できるようになったので、手みやげに選ぶ頻度も増えました。

今回紹介する「琥珀糖」(写真左)と「有平糖(ありへいとう)」(写真右)は、残暑厳しい夏のおやつにぴったり。冷たいお茶はもちろんのこと、しゅわしゅわ弾ける炭酸水にもよく合うのです。

寒天と砂糖を煮詰めて作るスティックタイプの琥珀糖は、パステルカラーの色合いが涼しげ。ジャスミン・カモミール・ローズ・ミント・ラベンダーと5種類のフレーバーも、暑い季節に嬉しい爽やかな風味。まわりはシャリっと、中身はゼリー状でつるりとした食感も夏向きです。

ザラメや水飴を煮詰め、空気を含ませながら練り上げた飴の塊を、固まらないよう温めながら引き伸ばし、棒状にカットした有平糖。細長い形は「京都の情景を描く色鉛筆」がモチーフ。カラフルな縞模様は、宇治・鴨川・祇園・嵯峨野・西陣と、京都の名所をイメージしています。噛むとサクサク、軽やかな食感。

琥珀糖も有平糖も、職人さんが丁寧にひとつひとつ手作りしています。朝日・夕日・晴天・晴朗・夜の帳・夜空と、古来より親しまれる日本の伝統色6色をデザインした紙袋もステキ。ブランド名が表す通り、おやつの時間に“いろどり”を届けてくれるお菓子です。

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