「政治についてのアンケ―ト」を実施
2024年8月14日に岸田文雄首相が自民党総裁選不出馬を表明したことで、次期リーダー選出への関心が高まりつつあります。サンケイリビング新聞社およびリビングくらしHOW研究所が、 「政治についてのアンケ―ト」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年7月、地域情報サイト「リビングWeb」のユーザー3600人(男性:27.6%、女性72.4%)を対象にwebアンケートが行われました。女性割合が多いアンケート結果ですが、世間の声はいかに……。
まず、岸田政権が直近で行った4つの政策について評価を聞いてみたところ、経済財政運営指針「骨太の方針」、「改正政治資金規制法」、「定額減税」、「酷暑のりきり緊急支援」のすべてにおいて、「評価しない」が一番多数を占めている。「酷暑のりきり緊急支援」以外は、「わからない・答えない」が30%以上となり、政策内容が国民に「伝わっていない」傾向が見られました。
次の内閣に優先して取り組んでほしい課題を聞いたところ、1位は生活に直接の影響を持つ「経済政策・物価対策」、2位は本調査の回答者の傾向を反映しての「年金・社会保障制度」、3位は不安定な世界情勢の影響がうかがえる「外交・安全保障」でした。
調査時点では、次の総選挙での「政権交代を期待する」が42.6%となり、「自公政権の継続を期待する」を上回っています。しかし「わからない・どちらとも言えない」が37.7%と非常に大きな割合を占めていることも判明しました。
「次に選ぶ国会議員に期待したい資質・能力」を聞いたところ、「実行力・推進力」「政治資金や倫理になどに対する潔癖さ」「優れた性格・人格」がトップスリー。その他、「国際感覚・外交力」「リーダーシップ」などが高く、「地元への貢献」や「人脈の広さ」などを選ぶ人は比較的少ない傾向が見られました。
さらに「選挙で選ばれる国会議員に期待したいこと」を自由に回答してもらったところ、政治の若返り、清廉性の確保、実行力と多様性の理解が主なキーワードとなっています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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