どんな女性たちが「女風」を利用するのか?
女性客が利用し、男性が“セラピスト”として性的サービスを提供する「女性用風俗(女風)」。このニーズが年々高まりを見せています。メディアが取り上げる機会が増えたほか、検索ワードとしての注目度も上昇中。どのような女性が“女風”にハマりやすいのでしょうか?
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女性用風俗・女風が注目され始めたのはコロナ禍の2020年後半頃から。ワードごとの注目度が分かるGoogleトレンドでは、同年以降、急上昇しているのが見て取れます。また、女風を題材にした漫画・ドラマ作品は2023年以降に限っても複数ヒット作が出ています。
セックスレスの夫婦を描いた漫画原作で、Amazonプライムビデオでドラマ配信された「1122 いいふうふ」(渡辺ペコ、講談社)にも登場したほか、漫画作品に限っても「僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~」(水谷緑、同)、地上波初のドラマ化となった「買われた男~女性限定快感セラピスト~」(三並央実・芹沢由紀子、ソルマーレ編集部)、「真・女性に風俗って必要ですか?~女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件~」(ヤチナツ、新潮社)はX(旧ツイッター)でも拡散され話題を呼びました。
Xでは一般の女性アカウントが体験談などを数多く発信しています。
「久しぶりに女風行って癒やされてきた!」「友達と行ってみたいねって話してる」「もうすぐ推し(男性セラピスト)に会えるからキレイになりたい」「好きなときに呼べて機嫌良くてしてほしいことしてくれるの最高」「仕事つら過ぎたから今夜の予約しちゃった」「女風はエンターテイメント、非日常」……
このように、関心を寄せたり利用を重ねたりする女性は近年とみに増加しているもようです。
女風体験を明かしているユーザーの中には、「男性嫌い」を公言している女性も少なくありません。
「街で男がこっちジロジロ見てきた。キモいから見んなよ!」「男もっと清潔感出せよ。真夏に汗まみれで電車乗ってくんな」「(風俗など)夜職やってると本当に男ムリになる。女風行って癒やされたい」といった投稿はXでもしばしば見掛けます。実際、女風利用を発信している女性アカウントの中には、夜の仕事をしているというパターンも一定数見受けられます。
これに対して「普段は男を毛嫌いしておいて女風行くのか」という疑問が男性ユーザー側から呈されることもありますが、「弱者男性や中高年とイケメンセラピストが一緒なわけない」「全然違う生き物だよ。ゴキブリとポメラニアンくらい違う」「あんたたちと一緒にしないでくれ」「女風に行くのは癒やされたいから」など、男性への中傷とも取られかねない“反論”が相次ぐ場面が見られます。
女性客がよく口にするのは「性的満足より“癒やし”を求めてる」というフレーズ。日常に疲れたとき、無条件で自分を受け入れてくれる異性に身を委ねたくなるのか。もしくは“性的欲求を満足させたい”という身もふたもない欲望を正面から認めるのははばかられるのか――。いずれにしても現実の男性にはなかなかしてもらえない、“純度100%”のおもてなしを求めて女風を利用する女性は少なくないようです。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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