ガスや電気がストップした際に、調理や調乳などのためお湯を沸かしたい! そんな場合にどういった方法があるでしょうか。いくつかの方法で、沸騰までにどの程度時間がかかるのか実験してみます。
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4つの方法でお湯を沸かします
今回チャレンジするのはこちらの4つの方法です。
・カセットコンロ
・固形燃料
・ろうそく
・モーリアンヒートパック湯沸かしボックス
今回は、どの方法でも200mlの常温の水を加熱します。カセットコンロ・固形燃料・ろうそくでは同じ鍋を使用します。
湯沸かしの実力を測るために、以下の項目が達成されるか、また達成まで何分かかるかをチェックします。
・水温70℃を超えることができるか
・沸騰させることができるか
水を沸騰させられるかどうかはもちろん、70℃を超えられるかも重要な指標になります。
育児用ミルクを調乳するためには、70℃以上の湯を使用することが推奨されています。ミルクに含まれる可能性があり、感染すると敗血症や腸炎を起こすことがある「サカザキ菌」が不活性化するのが70℃以上とされているためです。
カセットコンロ
まずは王道のカセットコンロで挑戦します。
鍋に常温の水200mlを入れ、火にかけます。鍋底からはみ出ない程度の火力で加熱し続けます。
1分15秒で70℃、2分50秒で沸騰
・水温70℃…加熱開始から1分15秒後
・沸騰…加熱開始から2分50秒後
通常の調理に使える器具ですので、もちろん火力はばっちりです。問題なく沸騰させることができました。
カセットコンロを備える際は、カセットボンベを多めに準備しておきましょう。これまでの災害でもカセットボンベが店頭から無くなったり、普段より高値で販売されたりしてきました。平時から準備しておくと良いでしょう。
ちなみに、カセットコンロ・カセットボンベには使用期限があるのはご存知ですか?カセットコンロは製造から10年、カセットボンベは7年程度です。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
「カセットコンロ・カセットボンベにも寿命がある!買い替え時期と正しい使い方」
配信: 防災ニッポン