ガス・電気が使えないときの湯沸かし方法4つに挑戦

モーリアンヒートパック湯沸かしボックス


モーリアンヒートパックといえば防災グッズの定番ですね。袋の中に発熱剤と水、食品を入れると温めてくれるもの。火を使わなくて良いので比較的安全に使用することができます。モーリアンヒートパックから、湯沸かしに特化したアイテムが発売されています。それがこちらの「モーリアンヒートパック湯沸かしボックス」です。

今回はネットショッピングで湯沸かしBOX1個に発熱剤3個がセットになったものを2550円(税込)で購入しました。

火を使わず比較的安全にお湯がわかせる!

まずは透明のパックに温めたい液体(今回は水)を入れます。発熱剤を底に敷いたアルミ袋に液体を入れたパックを入れ、さらにそれを紙の箱にセットします。その後、発熱させるために、アルミ袋の中に規定の量の水を入れます。箱のふたを閉めて15~30分待てば透明の袋に入れた液体が温まります。


500ml・水温20℃の水を15分で80℃の水温まで温められるのだそう。沸騰させるほどは温かくなりませんが、温かい飲み物を飲みたいときやインスタント食品を食べる際には十分な温度です。

加熱開始後3分で70℃

より少ない水量であればどうでしょうか。他の方法のときと同じく200mlの水を入れて水温を計ってみます。

・水温70℃…加熱から3分後

・沸騰…×

※最高温度:94℃(加熱開始から11分後)


パワーは固形燃料と同じ程度と言えます。水の量が少なかったため、沸騰直前まで温度を上げることができたようです。

湯沸かしBOXは再利用できますが、発熱剤は1回使いきり。高価なため、大量に備えておくのはあまり現実的ではありません。しかし、地震などの災害直後は粉塵が舞っていることも多く、引火の危険があるため裸火の使用は控えたほうが良いでしょう。カセットコンロ・固形燃料・ろうそくともに火なので、その点に関しては火を使用しないモーリアンヒートパックは安全で良いですね。

お湯不要のグッズもあわせて準備を

ここまで見てきたとおり、電気・ガスが使えなくてもお湯を沸かすことができますが、貴重な物資を節約して使うためにも、お湯を沸かさなくても良い準備をしておくこともおすすめします。

例えば、調乳済みの液体ミルクや、温めなくても食べられるインスタント食品なども準備しておくと良いでしょう。

即席麺も水で戻すことができます。

「非常時に!即席麺は水でも作れるって知っていました?」

関連記事: