魅力は後から作られる?第一印象がやっぱり重要です!好感を持たれる心理効果で魅力をさらにアップさせましょう。

魅力は後から作られる?第一印象がやっぱり重要です!好感を持たれる心理効果で魅力をさらにアップさせましょう。

誰からも好かれ、大切にされる人っていますよね。

「だって彼女、とにかくキレイだし」

「あの人、とても感じがいいからな~」

と思うかもしれませんが、「キレイ」「感じがいい人」とはどんな人なのでしょうか?

実は、「顔が整っている」だけがポイントではないのです。

心理効果を利用して魅力を高めることができるかも?

今回は、心理効果を利用した、魅力アップテクニックについてお話ししたいと思います。

やっぱり第一印象が重要!ハロー効果とは?

ハロー効果は、アメリカの心理学者エドワード・L・ソーンダイクによって1920年に発表されました。

これは、ある特定の人物をある点において好ましい・好ましくないと判断してしまうと、他のすべての点においても同様に評価してしまうというものです。

ちなみにハローとはHelloではなくHalo(後光)を指し、後光効果とも呼ばれます。

ここでのポイントは第一印象となることが多いでしょう。

人と初めて会うときには、清潔感のある服装やメイク・ヘアスタイルで外見を整えると、その後に知る要素(性格や知性など)もポジティブに受け取られやすくなります。

大きい目や丸い顔など、童顔な人がピュアに見えてしまい、警戒心がなくなったり、好感を抱いたりする「ベビーフェイス効果」もハロー効果の一種とされています。

印象にも大きく影響するので、大人っぽく見られたいのか、やさしく見られたいのか、賢く見られたいのか、「相手にどう見られたいか」を意識したコーディネイトで臨みましょう。

意中の相手のしぐさをさりげなくまねよう!ミラーリング効果

ミラーリング効果とは、相手のしぐさや言動をさりげなくまねることで、「自分に似ている、自分に近い」と相手に感じさせ、親近感を抱かせることができる効果です。

会話中に相手の身振りや話し方を自然に模倣することで、親しみやすさや共感を高め、好感を得る効果が期待できます。

実際に、ブルターニュ南大学のGueguen博士によるカップリングパーティなどでも一定の効果が報告されています(出典:European Journal of Social Sciences – Vol. 8, Number2, p253- 259(2009))。

相手がカップを持ったら持つ、足を組んだら組む…など、やりすぎには注意して、不自然にならないように気を付けましょう。

相手が笑ったら微笑む、悲しい表情をしていたら自分も合わせるなど、表情を合わせるぐらいが自然に取り入れやすいかもしれません。

客先訪問のときなど、ビジネスでも応用できそうですね。

身近にいられるなら最大限利用して!ザイオンス効果

1968年にロバート・ザイオンスという心理学者が発表した「ザイオンス効果(単純接触効果)」と呼ばれるものがあるのですが、これは、繰り返し接触することで相手からの印象や好感度がアップするというもの(出典:Journal of Personality and Social Psychology, 9(2, Pt.2), 1–27.(1968))。

WEB広告などで頻繁に見かける製品をつい手に取ってしまったり、顔見知りのセールスマンの勧めにはうっかり乗ってしまったり・・・と、実社会でもよく利用されています。

もし、好かれたい人が近くにいるのなら、簡単な挨拶や会釈、あるいは相手の視界に入るだけでもよいので、接触する機会をなるべく持つようにしましょう。

マイナスなイメージの接触回数を増やすと、相手からの評価は下がってしまうので、笑顔や明るい表情での接触を忘れずに。

一緒に食事を摂る機会を大切に…ランチョン・テクニックとは?

ランチョン・テクニックとは、食事をしながら会話をすることで、相手の態度がよりポジティブになるという心理効果です。

米国人の心理学者であるGregory Razranが、「被験者は食事中に出会った人々に対してより好意的な見方を抱くようになる」ことを発見し、名付けたものです。

美味しい食事は人の心を開く役割を果たしてくれます。

相手と親密な関係を築きたいときや重要な話をしたいときには、一緒に食事をする場を設けましょう。

食べ物がもたらすリラックス効果で、相手が心を開きやすくなり、自然と好感度が上がります。

相手が頼んだメニューを「それ美味しそうですね。私もそれにします!」とすれば、ミラーリング効果も得られてより親密になれるかも?

小さなお願いをしてみよう。フット・イン・ザ・ドア効果

フット・イン・ザ・ドア効果とは、1966年に米国のJohnathan FreedmanとScott Fraserによってはじめて考案されました。

これは、人は小さな要求を受け入れることで、より大きな要求に同意しやすくなる、というものです。

要求する人とされる人との間につながりを作ることによって機能する効果になります。

ドアに足を挟んで閉まらないようにして、顧客にセールストークを聞かせる訪問販売員がネーミングの由来となっています。

「〇〇取ってくれる?」

「ちょっとボールペン貸してくれる?」

「この前、あなたが面白かったって言ってた本を借してほしいな」

など、相手との距離感に合わせて、相手にお願いしてみましょう。

関係性をうまく築いていくことができれば、

そのうち「この前はありがとう。お礼に、今度ご飯食べに行かない?」など、大きなお願いも叶うかもしれません。

いかがでしたか?

今回は、あなたの魅力を高めるのに役立つ心理効果を5つご紹介しました。

「人たらし」と呼ばれるような人たちは、このような心理テクニックを自然に使える人なのかもしれませんね。

意中の人相手にも、ビジネス時にも、家族にも。

さまざまな人といい関係を築くために、試してみませんか?

[執筆者]

船木 彩夏

化粧品メーカー研究員

[出演情報]

2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」

<資格>

・サプリメントアドバイザー

・健康管理士一般指導員

・健康管理能力検定1級

[監修]キレイ研究室編集部

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キレイ研究室
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「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。
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