「大腸がんのセルフチェック法」はご存知ですか?初期症状や原因も解説!

「大腸がんのセルフチェック法」はご存知ですか?初期症状や原因も解説!

大腸がんのセルフチェックについてよくある質問

ここまで大腸がんの症状やセルフチェック項目などを紹介しました。ここでは「大腸がんのセルフチェック」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

セルフチェックで問題がなければ大腸検査を受けなくても大丈夫ですか?

中路 幸之助(医師)

若い方はセルフチェックに一つも該当しなければ、大腸検査を受けなくてもよいといえるでしょう。もし一つでも当てはまれば、検査を受けることを前向きに検討してください。大腸がんになる人が増える40歳を過ぎたら、年に一度は大腸検査を行いましょう。厚生労働省もそのように勧めています。昨年検査をしたからといって必ずしも安心できません。がんができてしまっていたり、昨年の検査が偽陰性で大腸がんを見逃してしまっていたりすることも考えられます。

大腸がんの危険を高める悪い生活習慣を教えてください。

中路 幸之助(医師)

大腸がんの危険を高める悪い生活習慣は以下のとおりです。

野菜や果物をあまり食べない

肉類(赤身肉・ハム・ソーセージなどの加工肉)をよく食べる

お酒をよく飲む

肥満である

運動をあまりしない

これらの生活習慣は、大腸がんの危険性を高めるといわれています。一度ご自身の生活習慣を見直してみてください。

編集部まとめ

これまでお話ししてきたように、大腸がんは早期の発見が難しいとされています。

ご自身の身体の違和感に対して敏感になり、その違和感を放っておかないことが大切です。少しでも変だと感じたら、病院を受診するようにしましょう。

また、大腸がん検診を受けることで、大腸がんによって死亡する確率を約60~80%減らせるという調査報告があります。自覚症状がなくても、定期的に検診を受けるようにしましょう。

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