夏休みの《宿題廃止》どう思う?  “廃止賛成”風潮に「ちょっと待って」…複雑な保護者のホンネは?

夏休みの《宿題廃止》どう思う?  “廃止賛成”風潮に「ちょっと待って」…複雑な保護者のホンネは?

夏休みの宿題を廃止する学校が増加

 夏休みといえば大量の宿題に悩まされた記憶がある人は多いはず。しかしそんな長期休みの風物詩とも言える宿題について、さまざまな理由により廃止している学校が増えているのをご存知でしょうか。

 夏休みの始まる直前の2024年7月、「実はウチの学校は夏休みの宿題がなくなりました!教員はほぼ賛成、子どもたちも大喜び、保護者の反応はまだ不明…」という小学校の教員がつぶやいたところ保護者からさまざまな反響がありました。

宿題廃止に対する保護者の意見とは?

 長期休み中の宿題をなくす理由の1つは、主体的な学習を目指すため。与えられた課題をこなすのではなく、自らが必要と感じる内容や興味のある分野について考えながら学習することに期待しているようです。他にも塾や習い事へ通う学生や受験生、そして宿題の準備や採点にかかる教員の負担を軽減する狙いもあるとのこと。

 また宿題を負担に感じているのは子どもだけでなく親も同じだったようで、ネット上では「仕事しながら教える時間を確保するのが大変だったからありがたい」「解き方も覚えてない問題の丸付けとか、読書感想文の書き方を教えたりとか、親向けの宿題かと思うようなものばかりだから助かる」といった賛成意見があがっています。

 他にも「長期休みは普段体験できないことを経験する期間だと思うから、宿題はなくて正解」「夏休みの過ごし方は各家庭の責任で良いと思う」「勉強したい子は自発的にするんだから宿題はなくても大丈夫」など、自主的に学びを得る機会を増やすことに賛成する意見も。

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