レビー小体型認知症の予防法
レビー小体型認知症を予防する方法はわかっていません。しかし、健康的な生活や家族、友人とのつながり、コミュニケーションは重要といえると思います。
バランスの取れた食事
アルツハイマー型認知症のように、糖尿病がレビー小体型認知症のリスクになるかどうかはまだわかっていません。特定の食べ物がレビー小体型認知症の危険性を高めるということもわかっていませんが、糖尿病を予防し、野菜、肉、魚などバランスの良い食事をとることは重要と考えられます。
適度な運動
運動をする習慣があると筋力を維持したり、気分転換になりストレス解消に役立ちます。精神的にも安定しやすく、ウォーキングなど体力に合わせて体を動かすようにしましょう。
他社とのコミュニケーション
家族、友人と会話をしたり、一緒に活動することで脳が活性化されます。認知機能の維持に他者とのつながりは重要です。
「レビー小体型認知症の初期症状」についてよくある質問
ここまでレビー小体型認知症の初期症状などを紹介しました。ここでは「レビー小体型認知症の初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
レビー小体型認知症の好発年齢について教えてください。
上田 雅道 医師
レビー小体型認知症は高齢者に多い病気です。65歳以上に多くみられますが、65歳未満の比較的若い年齢でも発症することがあります。
編集部まとめ
レビー小体型認知症は認知症の中でアルツハイマー型認知症、血管性認知症についで多い病気です。アルツハイマー型認知症と比べて初期には記憶障害が目立たないことが多く、認知機能にむらがある、幻視、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害などが特徴としてあげられます。現時点ではレビー小体型認知症を予防することや根本的に治療をすることはむずかしいですが、治療をすることで症状を緩和し、生活の質を改善することは必要です。気になる症状があれば、脳神経内科や精神科を受診して診察を受けるようにしてください。
「レビー小体型認知症」と関連する病気
「レビー小体型認知症」と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
脳神経内科の病気
パーキンソン病
レビー小体型認知症は、日常生活に支障をきたす認知機能の低下症状がみられますが、その認知機能の状態には変動があり調子が良い時もあります。他の認知症と合併することも多いので、特徴的な症状がないと診断が難しいこともあります。
「レビー小体型認知症」と関連する症状
「レビー小体型認知症」と関連している、似ている症状は8個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
認知機能の低下
認知機能が良い時も悪い時もある
実際にはいない人や動物、虫などが見える
パーキンソン症状
寝ている時に夢を見て大きな声を出す
尿失禁
これらの特徴的な症状が複数見られた場合には、早めに医療機関で相談することをお勧めします。
参考文献
認知症疾患診療ガイドライン2017(日本神経学会)
配信: Medical DOC