離婚を視野に入れた別居では復縁は難しいように思えますが、一時的な冷静な別居では復縁の可能性もあります。
今回は、
別居から復縁への前兆としてのサイン
別居から復縁する方法
別居から復縁の期間
復縁時の注意点と心理的な側面
子供がいる場合の復縁へのアプローチ
勝手な離婚を阻止する方法
について解説します。
弁護士相談に不安がある方!こちらをご覧ください。
1、別居からの復縁のきっかけ
何かきっかけがなければ別居から復縁することはできないでしょう。
ここでは、実際に別居から復縁したきっかけ(体験談)をご紹介します。
(1)お互いの役割の大切さを認識してもらう
別居すると家事はすべて自分でするようになります。
同居している時に、食事の支度から後片付け、掃除、ゴミ出しなどを分担してやっていたなら、別居してすべて自分ですると相手の役割の大切さに気が付くはずです。
別居している時に「食事は自分で作って食べてる?」「掃除はしてる?」とさり気なく聞いてみるといいでしょう。
(2)将来のことを話す
別居するのは現在のことしか考えていない場合が多く、将来の展望については考えていないものです。
老後の生活や経済的なこと、子供のことなどを話してみるといいでしょう。
相手も冷静になって考えると、将来に不安を感じて復縁のきっかけになることがあります。
(3)別々の人生を歩むことをイメージさせる
別の人生を歩むことで自分が変わっていくことをイメージさせると、相手は寂しさを感じるようになります。
独占欲の強い相手には効果的で、復縁のきっかけとなることがあります。
(4)自分のマイナス面を解消する努力をしていることをさりげなく伝える
別居の原因となった自分のマイナス面を解消させるため努力していることを相手が知ると、復縁する可能性があります。
自分からアピールするのではなく、第三者から伝えてもらうといいでしょう。
(5)子供の将来について話す
小さな子供は感受性が高いので、両親が離婚すると少なからず影響を及ぼします。
そのことを夫婦で話し合うことで、復縁へと至ることもあります。
(6)周囲の人に協力してもらう
周囲の人に復縁をするように説得してもらうといいでしょう。
相手の身内と仲が良ければ、その人たちに協力してもらいましょう。
(7)別居状態を受け入れる
お互いにストレスを感じることなく良い関係を続けることができるのであれば、別居状態を受け入れてみるというのも一つの方法です。
時間が経って自分への心配りで別居していたとわかると、相手から歩み寄り復縁することもあります。
2、復縁の可能性を探るためのチェックポイント
別居している相手との復縁を希望するのでれば、復縁の可能性について把握しておくことは大切なことです。
以下のチェックポイントから復縁の可能性を探ってみましょう。
(1)別居以降に相手に離婚したいと言われたか
別居以降に相手から「離婚したい」と言われていなければ、関係を修復できる可能性はあります。
もし「離婚したい」という連絡があれば、既に離婚に向けて準備している可能性が高く復縁率は低いでしょう。
(2)子供の有無
子供がいると復縁率が高いというわけではありません。
子供がいて別居したいということは、それだけの覚悟があったということです。
むしろ、子供いないとあっさりと復縁する場合もあります。
子供がいて別居した場合の方が、離婚を本気で考えていると思っていいでしょう。
(3)別居の期間
別居してからの期間が長くなるほど、復縁率は低くなります。
別居してから短い期間であれば手を打てば復縁率は高くなりますが、半年以上経過すると復縁率は低くなります。
(4)別居後の連絡の有無
別居後でも他愛のないことを電話やメールで連絡してくる場合は、復縁率は高いでしょう。
子供のこととか、金銭的なことだけで連絡してくるのであれば、復縁できるかどうかは微妙なところです。
まったく連絡がない場合は、復縁率は低いでしょう。
(5)なぜ別居したのか
相手が別居を希望した理由を知ることで、復縁できることがあります。
ところが、相手から聞いた別居の理由が本当ではないことがあります。
相手から慎重に無理なく別居の理由を聞くことは、復縁率を左右します。
もし本当の別居の理由がわからなければ、相手のことが理解できないため復縁率は低くなります。
配信: LEGAL MALL