本日は、料理研究家のリュウジさんが“新手のビビンバ”として、自身のX(旧Twitter)とYouTubeチャンネルで紹介している「焼肉屋さんの肉メシ」を作ってみることに。なんでも、リュウジさんが大好きな江東区・清澄白河にある焼肉料理店「焼肉ドラゴ」の名物料理らしいです。牛肉やコチュジャンを使うところはビビンバっぽいですが、かつお節の粉末を入れ、“和”のテイストを加えるのがポイントのようですよ。
リュウジ『焼肉屋さんの牛骨スープ好きすぎて…』 10分レシピ開発!「焼肉屋さんのコムタンスープ」に挑戦
料理研究家リュウジさんの再現レシピ♪
「焼肉屋さんの肉メシ」の作り方を紹介しているポストはこちら。
僕が大好きな清澄白河の焼肉屋さんの名物料理【焼肉屋さんの名物肉メシ】が旨すぎたのでガチ再現しました
ビビンバとは一味違う、フライパンで焼いて作る、タレの効いた肉メシです
名物だけあってタレが本当に美味しい、お野菜とお肉が同時に摂れ、バランスもよいので是非!https://t.co/yG9LEKVZ4M pic.twitter.com/o3BbYKSrik
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) May 27, 2024
ポストには、「うっまそおおおお作ります!!」「めっちゃ、おいしそう!旦那が好きそうなので絶対作ります」といったコメントが届いていました。
確かに、食欲をそそられるビジュ♪
ちなみに、リュウジさんが大好きだというのは、清澄白河にある焼肉料理店「焼肉ドラゴ」。お店についてちょっと調べてみると、元力士の貴闘力さんが経営するお店だそうです。
では、作ってみましょう。
焼き肉店の名物料理をガチ再現!「焼肉屋さんの肉メシ」の材料と作り方
【材料】1人分
牛肉…100~130g
しめじ…80g ※お好きなきのこでOK
卵…1個
韓国のり…3枚
かつお粉…2g
にんにく…3~4g
牛脂…適量
ご飯…200g
塩・こしょう…各少々
しょうゆ…大さじ1
コチュジャン…小さじ1
酒…大さじ1
砂糖…小さじ1
うま味調味料…3振り
◆仕上げ
青ねぎ…適量
牛肉は何でもいいそうなので、牛肉切り落とし肉を使用。
また、かつお粉に関しては、リュウジさんは自分でプロデュースした「リュウジの鰹粉」という商品を使っていました。
わたしは、いつもやっているようにかつお節をレンチンし、粉状にして使うことに。ですが、かつお節2gを電子レンジ(500W)で20秒ほど加熱したら、ジリジリッと火花が!そこでレンチンするのはやめて、フライパンで軽く炒ってから指で揉んで粉状にしました。
今まで、かつお節をレンチンしてもこんなことはなかったんだけど…。調べてみると、水分量が少ない食品は、火花が出ることがあるそうで、十分な配慮が必要とのことです。みなさんも、かつお節をレンチンする際はご注意を。
【作り方】
1. しめじの石づきを切り落として、ほぐします。
2. 小さめのフライパン、もしくはスキレットに牛脂と牛肉、しめじを入れ、塩とこしょうを振って炒めます。火加減は言っていなかったので、中火にしました。
今回は、直径約20cmのフライパンを使用。牛肉は切り落としなので、切らずにそのまま使用。
3. 牛肉の色が変わったら、しょうゆ、コチュジャン、酒、砂糖、うま味調味料、おろしたにんにく、かつお粉を加えて混ぜます。
かつお節のいい香り~。おいしそう。
4. 3に温かいご飯を加えて炒め、全体が混ざったら、真ん中に卵を割り入れます。韓国のりをちぎって散らし、さらに、青ねぎの小口切りも散らして出来上がり。
調理時間は5分。爆速で、めちゃめちゃ簡単♪包丁も、しめじの石づきを切り落とすときと、青ねぎを小口切りにするときしか使いませんでした。
食べるときは、卵を崩して、ぐちゃぐちゃに混ぜていただきます。
おっ、おこげもあった。
では、いただきます!
おっ、ビビンバっぽいけど、ビビンバじゃない。かつお節によって“和”のテイストを感じます。
でも…。
かつお節のこの豊かな香りの割には、味に深みがないような…。
塩味と甘味はちょうどよくて十分おいしいけれど、かつお節の豊かな香りから想像する味とはギャップがあって、旨味がほんの少し足りない感じ。
コチュジャンをちょっと足してみましたが、特に変わらず(苦笑)。
リュウジさんのYouTube動画の制作スタッフの方たちは、試食して、「超うめえ!」「超感動!」の大合唱だったんだけどなぁ。
でも、わたしが作ったものは、そこまでの感動は…ない。
何が違うんだろう。わたしとリュウジさんの料理の腕の差ももちろんあるでしょうが…。
そこで、リュウジさんが使っていた「リュウジの鰹粉」を調べてみると、原材料名には、「かつおのふし(焼津製造)」「かつおのかれぶし(国内製造)」と書いてありました。
わたしの使ったかつお節を見ると、原材料名には「かつおのふし」とだけ。もしかしたら、この「かれぶし(枯節)」が味の違いを生んでいる?
ちなみに、「かつおのふし」は、鰹の頭と内臓部分を取り除き、煮て、骨を除き、燻し乾燥させた状態の「荒節」を削ったもので、「枯節」は、荒節にカビ付けをしたものだそうです。
もう一度、リュウジさんの動画を見直してみると「ほんだしとかじゃなくて、枯節が入ったかつお粉で作ると旨さが倍増する」と言っていました。あら、やっぱり(笑)。次回は、枯節を削ったかつお節も入れて作ってみよう。
リュウジさんの「焼肉屋さんの肉メシ」は、“和”を感じるビビンバ風ご飯でした。5分でパパッと作れるのも魅力。「かつおのふし」だけを原材料にしたかつお節で作ってもそれなりにおいしいですが、「枯節」も入った方がよりおいしいみたいです。作ってみてはいかがでしょう。
配信: あたらしい日日
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