2024年11/23(土・祝)漢詩の魅力、感じる舞台。小原六六庵先生の世界、心に響く漢詩祭!
「県民総合文化祭」とは、明るくさわやかで活力のある郷土づくりを目指すアマチュア文化の祭典です。
地域に密着したさまざまな文化や芸術イベントを毎年秋に開催しており今年も10月~12月まで県内各所でイベントが行われます。
今回ご紹介する「漢詩大会」は、入賞作品や小原六六庵先生の作品をもとにした構成吟詠剣詩舞、そして漢詩連盟会長による貴重な講演が行われる珍しいイベント。
「県民総合文化祭漢詩大会」について詳しくご紹介します。
漢詩と聞くと一般的なイメージとしては、「堅苦しい」「年配の方の趣味」といった先入観を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、漢詩を知れば知るほど、その奥深さと面白さに驚かれると思います。
漢詩は単なる言葉の組み合わせにとどまらず、詩吟の世界とも繋がりを持つため、新たな文化体験を通じて心を豊かにしてくれますよ。
ちなみにイベントを開催する「愛媛漢詩連盟」は昭和62年に結成され、今年で37年目を迎える歴史ある連盟。
その中でも「六六庵吟社」では、毎月1回の集まりで漢詩に親しむ機会を提供しています。
参加者は毎回のお題に基づいて自身の漢詩を持ち寄り、『六義集』と呼ばれる本にまとめることで、自らの創作活動を記録し楽しんでいます。
今回のイベント会場はタオル美術館4階のミニシアター。
多彩な漢詩の世界に触れることができますので、お買い物やおでかけの際に、ぜひ立ち寄ってみてください。
漢詩の世界が新たな視点をもたらし、心を豊かにしてくれること間違いありません。
奥深き詩意 漢詩の世界へ挑戦せよ! 結社「六六庵吟社」で楽しさ満点
漢詩大会の作品は、七言絶句の形式で募集されます。
これは、七字の句が四句連なってできたもので、起句・承句・転句・結句に分けられます。
今年のお題は、①豫州の名勝又は先哲篇、②大会所感、③小原六六庵先生を讃える、④自由題の4題。
個性豊かな漢詩が集まります。
漢詩は最後の句から作成することが主な特徴で、作者が最も伝えたいことを最後の句に盛り込んで作るのです。
当日は、小原六六庵先生の作品をもとにした構成吟詠剣詩舞の発表が行われます。
さらに、愛媛漢詩連盟会長の石山竹揚氏による講演「小原六六庵先生詩集『天寵』の発刊を終えて」も予定。
漢詩連盟が8年がかりで作成した小原六六庵先生の作品集『天寵』の完成までの苦労話やエピソードなど、貴重なお話が聴けるでしょう。
【参加方法について】
漢詩大会には当日どなたでも参加できますが、応募作品は8月30日(金)まで受け付けています。
お問い合わせ先や県のホームページから詳細を確認して、作品をご応募ください。
漢詩を通じて新たな出会いがあり、多彩な作品と共に素敵な体験が待っています。
県民総合文化祭漢詩大会は、漢詩愛好家にとって貴重な機会です。
作品を通じて、先人の足跡や愛媛の詩情を感じながら、心を込めた詩を生み出しましょう。
是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
■ 県民総合文化祭 漢詩大会
開催日/2024年11月23日(土・祝)
開催時間/13:00〜16:30(予定)
開催場所/タオル美術館 ミニシアター
住所/愛媛県今治市朝倉上甲2930
料金/無料
お問い合わせ/愛媛漢詩連盟事務局長 片岡竹杖(089-979-1224)
HP(県民総合文化祭のお知らせ)/9月上旬アップ後に掲載予定
記事公開日:2024/08/27
配信: イマナニ
関連記事: