高年収のイメージの「医師」…実際の年収は?
高年収の印象を持たれやすい職業・医師。実際の年収はいくらくらいなのでしょうか。医師向けのキャリア支援サービスなどを提供する「メディウェル」が、「医師の年収」に関する2024年の最新アンケート調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年2月21日~2024年2月29日の期間、メディウェル医師会員1955人を対象に、インターネット上で行われました。
2024年時点の医師の年収帯で最も多いのは「1400万円以上1600万円未満」で、全体の年収(アルバイト・副業込み)の中央値は1700万円となりました。
アルバイト・副業をしている医師は66.7%で、アルバイト・副業の収入を除いた医師の年収は「800万未満」が最多でした。また、男女の違いも明らかになりました。すべての年代で男性医師の年収が女性医師の年収を上回っていました。診療科ごとに比較すると、最も高い年収の中央値は1900万円で、該当する診療科は麻酔科、消化器内科、整形外科、循環器内科、消化器外科、脳神経外科でした。なかでも、年収2000万円以上の割合が最も高いのは消化器内科と判明しました。
このように、実際は医師の中でも性別や年代、勤務先、診療科などによって、得られる年収は大きく異なります。項目別のアンケート調査結果を分析した結果、大学病院勤務医の年収が顕著に低い傾向があることや、40~60代男性医師の年収が最も高くなっていることがわかりました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大期を含む2019年~2022年に実施した過去調査との変化も比較し、医師の年収がどのように推移してきたのかも明らかになりました。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
関連記事: