管理栄養士のともゆみです。ぶどうがおいしい季節になりました。最近は皮ごと食べられる品種もありますが、巨峰などは皮を剥きますよね。その皮剥きが面倒だなと思っている人、意外と多いのでは。夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』では、そんなぶどうの皮剥きをある液体を使って簡単に済ませてしまう方法を教えていました。ある液体とは…。
【桃の皮を一瞬で剥く方法】とは⁉刃を使わずにツルン♪湯煎したり凍らせたりもせず!ではどうする?
テレビ朝日系列『スーパーJチャンネル』では、ニュースを中心としたあらゆる情報を提供してくれています。今回はぶどうを簡単に剥く方法を教えてくれました。
ぶどうを簡単に剥く液体とは?
ぶどうはある液体に浸けると、皮が簡単・きれいに剥けるそうですが、その液体とは次のうちどれでしょうか?
A:お湯
B:炭酸水
C:ぶどうジュース
答えは…
A:お湯でした。
90℃から100℃くらいの熱湯を使います。ぶどうを浸けると、皮に亀裂が入って剥きやすくなります。お湯に浸ける時間は3秒~5秒くらい。とても簡単な方法なので失敗はしにくいそうです。
では実際にお湯を使って、ぶどうの皮を簡単に剥いてみたいと思います。
ぶどうの皮を簡単に剥く方法をやってみた!
今回は種なし巨峰を使って試してみたいと思います。
【やり方】
1. 鍋に湯を沸かし、ぶどうを3~5秒浸けます。この時点でかなり亀裂が入っています。
2. 湯から取り出してすぐに、氷水にぶどうを入れます。氷水に移すことで実が締まり、より皮が剥きやすくなります。
3. 爪楊枝を使うとスッときれいに剥けるそうです。爪楊枝の先で皮を少しめくり、そのまま引っ張ります。へたが付いていた方ではなく、その反対側から剥くのがポイント。今回は亀裂がかなり入っていたので、爪楊枝がなくても手で簡単につるんと剥けました。
4. どれもスルッときれいに剥けました。
お湯に浸けて氷水に入れるだけなので、とっても簡単です。一瞬でつるんと皮が剥けましたよ。皮に果肉がくっついていることもなく、きれいに剥けてこれはいいですね。
食べ比べてみた!
お湯に浸ける時間を少し長く伸ばして、20秒くらいにすると、渋みがある皮がすべてなくなり、より甘く感じるそうです。お湯に浸ける時間を長くするとより甘く感じるかどうか、食べ比べてみたいと思います。
まずは、お湯に浸けたものではなく、普通に房から取って食べてみます。
渋みはあまり感じませんが、酸味をけっこう感じます。甘さもありますね。甘酸っぱくてジューシーでおいしいです。
次は、3~5秒お湯に浸けて剥いたぶどうを食べてみます。
え⁉めっちゃ甘い。すごい。酸味がほとんどなくなって、濃厚な甘味が残りました。こんなに酸味がなくなるなんてびっくりです。水っぽくなるとかもなく、甘くてとてもおいしいです。
では次に20秒浸けて剥いたぶどうを食べてみます。20秒というのは…番組でお湯につける時間を20秒ぐらいにすると、渋い皮がより甘くなると言っていたので、こちらもやってみましたよ。
あー、これも甘くておいしいです。3~5秒浸けたものと比べて、より甘いとかではなく、同じような感じです。酸味が減って甘さが際立ちますね。こちらも水っぽくはならないですね。
ぶどうの成分
ジューシーなぶどうの主成分は、脳のエネルギーになるブドウ糖や、果糖などの糖分。これらの糖分は体内に吸収されやすく、すばやくエネルギーに代謝されるため、即効性の疲労回復に役立ちます。皮や種にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれ、強い抗酸化作用があります。ガン予防から美容までその作用は多岐にわたります。
ぶどうの皮が簡単に剥ける方法を試してみたら、簡単に皮が剥けたこと以上に、酸味が減って甘さを強く感じるぶどうに変わったことに驚きました。ぜひ試してみてくださいね。
参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
配信: あたらしい日日
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